Agileコーチと歩んで学んだ3つのこと

11月末でエウレカを退職し、無職の梶原です。こんばんは。そして、メリークリスマス!

eureka, inc. でとてもお世話になったギルドワークス様のアドベントカレンダーに「ギルドワークスの現場コーチと歩んだ一年半」と題して、振り返ってみたいと思います。投稿させていただきます。遅くなり申し訳ありません。

はじまり

私がジョインした当時の開発チームは、職能でチームが組織されておりました。 サーバーサイドチーム、フロントエンドチーム、iOSチーム, Androidチームと言った形です。 チーム間の横の連携は余りなされておらず、ネイティブとサーバーサイドで作るもののすり合わせも無く、開発されたものを結合する時に手戻りが多く発生してました。

また、機能開発する時に、本当に必要なものは何なのか?と、開発の後ろ側に隠れているユーザーの真の課題を検討するため、開発チームも一緒になってディスカッションすることも無いチームでした。
まさに、経営陣で考えた機能開発ロードマップが降りてきて、開発チームは言われるがままに開発していたような状態でした。

eureka, Inc. のカイゼンストーリーについては、XP祭りにて発表したことありますので、こちらもご参照ください。

転機

しかし、ユーザーにとって必要な開発をしない限り、次々と現れる競合に勝ち続けることは難しいと考えていましたが時代の流れもあり、ビジネス上の売り上げは上がり続けている状態でした。 そのため既存のやり方から変えるのはとても大きな決断も必要で、経営陣にその価値を正しく伝えることは難しい状態でした。

転機は突然訪れました。あるチームに、新任の開発リーダーがアサインされ、リーダー経験が少なかったので、どのようにすればよいが相談を受けました。

詳細はこちらにも

開発チームの課題を、「Good」と「More」で振り返りを行って、出てきた課題をプロブレムツリーで整理して、スクラムのフレームワークに当てはめて行くような形で、少しずつカイゼン活動を始めました。

結果が出てくると、仕事も楽しくなり、カイゼン活動もポジティブに捉えられる人が増えてきました。

一定の成果がでて、カイゼン活動が動き出した時に、より早く価値を提供できる方法を考え、ギルドワークスの中村洋さんに参画して頂きました。

それでは、本題のコーチと過ごした一年半を振り返ります。

コーチと一緒に歩んだことで得た気づき。

人を動かす力

こちらの本にあるように、

「専門家を呼んでくる」のカードは、組織を動かす上でとても成功しました。
伝えたいこと、進みたい方向性を、コーチとすり合わせて、コーチの口から話してもらう事で、専門家からのアドバイスに従うという事でバイアスがかかり、多くのコトをショートカットできました。

同じことを伝えたつもりではあるが、コーチからの発言で動くさまをみて、そのたびに、自分の力不足を痛感していました。
ただ、どのように伝えれば良いか。視座の違いを意識することができるようになったと思います。

引き出しが増える。

人は、学んだ知識を実践することで、気づきを得て、カイゼンすることで、学びを得て行くものと考えます。

現場コーチがいると、そのサイクルが早くなる実感があります。なぜなら僕が踏んだ地雷を、コーチはすでに踏み抜いてきていますからねw
ただ、コーチは実践者に学びを得させるために、地雷を踏むところまで見届けてから、アドバイスをくれるようにして頂いてました。
その塩梅が絶妙なバランス、タイミングだったように思います。

また、常に「あの時はこーだったよ。」「こー思いましたよ。」とフィードバックを頂けたおかけで、高速にPDCAが回り多くのことを学び、実践することで、自分の知識となり、経験になることができたようにおもいます。

生きた知識、ノウハウを得ることができる。

現場コーチと一緒に仕事しているメリットとも言えるのですが、彼らは常に複数の現場で生きた経験を積んでいます。

「ある現場ではこーでしたよ。」という生きたアドバイスを受けるコトができました。 現場(コンテキスト)の違いを意識することで、登り方、作戦も変わってくることを知ることができるようになります。

生きた話を聞くには、当事者たる人たちに時間を作ってもらって、情報交換する必要がありました。現場コーチに参画してもらうことにより、それらの生きた情報を元に取捨選択できたことによって、失敗を前もって回避できたようにおもいます。

最後に

コーチに参画いただいての3つの大きな気づきについて、記載いたしました。 価値を早く提供し、組織を早く強くするために外部コンサルタント(Agileコーチ)を雇うのも良い方法の一つだと思います。

ただし、コンサルタントは銀の弾丸ではないので、「なんとなくうまくやってくれる。」ものではないことを意識する。コーチと同じだけ中の当事者が意思を持っていないと、うまくいきません。

当事者自身が改善したい思いを持つ、あるべき姿を意識して、その道筋に至る過程において、助力してもらう、アドバイスをもらうぐらいの関係性が、成功すると思います。

チーム開発には、終わりが無いテーマですし、現場カイゼンに終わりはありません。外の人に助けてもらってでも、やり抜く強い意志が必要になります。

このお話が誰かの役に立てれば幸いです。