「モダンな情シス」コミュニティについて
このブログは、「モダン情シス」な会のアドベントカレンダーの第1日目です。このコミュニティをゆるーく代表しています。
情シス文脈でも、Web業界のエンジニアのように、会社という枠組みを超えた、技術的なコミュニティが非常に多い。 「情報は共有するのが当たり前」な世界を作っていきたいと考えています。
「モダンな情シス」とは、
従業員の生産性を損なうこと無く、テクノロジーを使って、生産性向上にコミットする集団になりたい人の集まりです。
伝統的な情報システム部門は「コンプライアンスドリブン(駆動)」で仕事をしていました。私はずっとこの考え方、姿勢に疑問を持っていました。 私が考える情報システム部門の役割は、エンドユーザーにとって最も生産性の高いプロセスやツールをデリバリーする事だと考えています。そのために、最新テクノロジーの活用が求められます。エンドユーザーの満足度を高め、サービス品質の高さを維持し、ビジネスのアジリティ(敏捷性)を加速させる存在にならなければならないと考えています。決してビジネスのイノベーションの邪魔な存在やボトルネックになってはいけない。
もちろん、守るべき箇所では、従業員のUXを損ねること無く、テクノロジーによって、セキュリティレベルを高く保ち、安心な環境で業務できるように整えて行く情シスでありたいと考えています。
なぜ、コミュニティが必要だったのか
情報システム部門で潤沢にリソースがあるところは少ないでよね。ベンチャーであれば、兼任で一人担当者がいれば良い状態で。社内では、けっこう孤独。
また、製品の検証や比較などは、他社でも同じような検討をしていることが多いですよね。けれど、社内のリソースは限られている。お互いにシェアすることで、知見、ナレッジを得る時間を短縮し、効率よく正しいシステムを構成することができるようになるのではないか。
また、ベンダーから与えられる一方的な情報ではなくて、ユーザとして利用して得た知見として情報を交換することによって、より正しい判断をするためのきっかけになれば良いと考えています。
また、技術ノウハウというのは、いつか誰かが同じことをするのだから、率先してアウトプットしていく誰かの一助になり、その結果、世界のどこかで、ちょっと良くなるお手伝いができれば良いと思います。
どういう活動をしているのか。
Facebookでコミュニティを作成しました。武闘派CIOからWeb系ベンチャーのCIO、メガベンチャーの方まで多く参加頂いています。
昨年は、クローズドな意見交換会とネットワーキングを何回か実施しましたが、今年はオープンな勉強会ができればいいなーって思っています。
ということで、今年のこのアドベントカレンダーはとても楽しみにしています。皆さんよろしくおねがいしますー。