本当のSNSフォロワー数の意味とは?

Taiki Beaufils (ボーフィス大器)
IT’S TAIKI
Published in
5 min readFeb 18, 2016

最近のSNS上では毎日色んなタイプのインフルエンサーが生まれていますね。誰でも有名になれる時代がきた〜と、私も含め若者にとっては朗報に見えます。

誰でも有名になれる今だからこそ、SNS上のフォロワーについて今一度考え直す必要があると思い、今回の記事を書いています。

インフルエンサーの定義については、SMM Labの言葉が一番わかりやすかったので引用します。

影響、感化、効果を意味する「Influence」を語源とし、世間に大きな影響力をもつ人や事物を表す。 特に、インターネットの消費者発信型メディア(CGM)において、他の消費者の購買意思決定に影響を与えるキーパーソンを指す。具体的には、好感度の高いタレントやファッションモデル、スポーツ選手や、特定分野に詳しい専門家や知識人、インターネット上で強い影響力を持つ個人ブロガーなどが挙げられる

インフルエンサーも含め、今ではほぼ80%以上もの企業がSNSアカウントを持っています。しかも7種類以上ものソーシャルメディアを利用している会社も増えています。

そのせいか、どの企業もとりあえずフォロワー数が増えれば、売り上げも比例して上がる、と思っている気がします。

最初に企業が求めるソーシャルメディアにおけるKPIは、フォロワー数です。フォロワー数が多いと見た目もかっこいいですし、何より沢山の人にメッセージが届きやすい(インプレッション率)です。

ここまでは当然のことのように見えますが、フォロワーの本当の意味を忘れているように思います。

どんなソーシャルメディアのフォロワーも今では買えます。

例えば、あなたが起業家でノウハウ系の本を売ろうと考えています。あなたは何かしらのSNSアカウントで、10K(1万)フォロワーが、いるとしましょう。一回ツイートして9,000人が買う、もしくは興味があるとします。その場合、この起業家のフォロワーはとてもいいファンだと言えるでしょう。

しかし、もしフォロワーが見た目を良くするために購入したものであったら、どれくらいのエンゲージメントが生まれるでしょう。きっとゼロに近いと思います。

これらは極端な例ですが、実際にあったことです。実際に私が働いたことがあるメディアでもこんなことがありました。(*名前は伏せます。)

矛盾に聞こえるかもしれませんが、フォロワーが何人いるか、フォロワーが何を与えてくれるかは重要ではありません。2,000フォロワーがいたら、その数だけ自身のコンテンツや世界観が他者から見られる機会ができる、ということが重要です。

人間同士の通常の付き合いと同じように、出逢いがきっかけで新しい人生や新しいビジネスが、生まれるきっかけになります。

あなたが本当に必要なのは、多くのフォロワーではなく、人数は少なくとも、あなたの人生もしくはビジネスにインパクトを与えてくれる人です。

これらをふまえると、ソーシャルメディアを扱う人が考えなければいけないのは、

「フォロワーから何を得るのか」ではなくて、

「ソーシャルメディアで何を達成しようとしているのか」ではないでしょうか。

一方通行だけの情報提供ではなく、相互にベネフィットがあり、喜ばれる内容であるか、意識することが大事です。

ただ単にフォロワー数を増やして、自分が出したいコンテンツを発信していた人が多いかもしれませんが、相互関係の情報交換を意識することで、より良いソーシャルメディア戦略ができるかもしれません。

そんな意味でフォロワー数の本当の意味は全くといってないです。なぜならたった5人のフォロワーでもあなたが欲しいものを達成できるかもしれないからです。

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