【開催レポート】川越蔵端カイギ #9 — 小さな積み重ねが生む変化

Takuya Nishimura
kawagoe-kurabata-kaigi
5 min readNov 27, 2018

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11/20に「川越蔵端カイギ #9 -小さな積み重ねが生む変化」を開催致しました。会場は11/4にお披露目会をしたばかりのGuesthouseちゃぶだいです。今回も20名ほどの方にお越し頂き、川越で着実に動いてきたお三方のお話をじっくり伺うことができました!

ご登壇いただいた蔵端人はこのお三方。

【建築士】水谷勉さん

【陶舗やまわ】中田純平さん

【川越市職員】吉田ゆうみさん

1人目 陶舗やまわ 中田純平さん

大学生の時に川越に住むことになった中田さん。
そこから川越にどっぷりと浸かる人生が始まりました。今では若旦那として、様々な層の方々を繋ぎながら、一番街を含めた川越の街をより良くするために日々動いてらっしゃいます。

・ソフトの面の活動内容をやっていきたい

・商いをしていく上でのルールをつくっていきたい。今作り中なのは、商い規範。

・会って話をしないと答えが見つからないことが多い。

・川越らしさがある商店街をつくりたい。

・新しく入ってくるひとは、まずはハードにぶち当たる。そこで、あきんどの会に関わっていく。そこからつながりができていければ良い。

・貸していく店舗がふえていくので、こういう人や店を入れて欲しいという発信はしている。

・観光地としてみる川越。泊まっていける街ではない。滞在は短い。

・1日楽しめる街にしたい。その中心が一番街であってほしい。

2人目 建築士 水谷勉さん

川越生まれ川越育ちの水谷さん。建築士として独立し、多くの設計を行ってきました。
最近、自分のライフワークとして意識的に川越の街に関わっていくことが増えてきたそうです。その関わり方とそのさきの展望について語って頂きました。

・東秩父のバス停を作った。その土地の材を活かした。建物の古さや土地に合わせた素材や工法を使って、建物を活かせるようにしている。

・事務所はプライベートとパプリックを融合させている。

・事務所の土間を使った催し。こういったイベントの中に自分のやりたいこと、設計したいものを入れ込んでいる。

・川越で関わっている場所は生活圏内と近い。吉田屋の復元。熊野神社の境界塀。旧山崎家別邸の看板。松江町一丁目山車の改修。ちゃぶだいへの協力。六軒町のそら。

・古いものを大切にしながら、新しいものとともに育む通りをつくりたい。

・自分の圏内を盛り上げていきたい。

・南北から東西へ回遊するものができたら良いな。

・ごちゃごちゃになり、街が賑わえば楽しい。みんなで楽しみながらできたらうれしい。

3人目 川越市職員 吉田ゆうみさん

川越市産業振興課。日々多くの同僚や街の方々と、街のために何ができるかを考え実行してらっしゃいます。それは本当に意味があるのか、を自問自答しながら進む吉田さんの話はとても人間的で興味深かったです。

・産業振興課。リノベや創業支援など多岐にわたる中小企業の支援を行う。

・リノベーション事業が立ち上げ後、すぐにバトンタッチを受ける。正直、荷が重くないかと不安だった。同僚や街の方々に助けられて早3年。

・リノベーションによる空き店舗等再生事業。これは人材育成と人材発掘だと思っている。その端緒として、店舗などを活用しているにすぎない。

・空き店舗を埋めるだけの事業ではない。人の繋がりをつくるのがこの事業の醍醐味。

・創業支援など経済での支援は難しい。箱ではなく、ソフト面の支援では行政のできることは少ない。

・説明のつく税金の使い方を常にしたいと思っている。

登壇してくださった皆さま、ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!

街がどうやったらより良くなっていくか。それぞれが違う立ち位置ながら、自らの範囲でしっかりと動いているお三方。想いのある動きが色々な人と交差しながら、進んでいくストーリーがありました。この3人が関わる様々な動きによって、素敵なことが起こっていく気がします。
街がより楽しくなっていきますように!!!

次回は12月11日。蔵端カイギ大忘年会です!これまでのゲストの方、参加者の方、気兼ねなく語れる会にしたいと思います。あの時聞けなかったこと、今だから聞きたいこと、話したいこと。みんな、酒を片手にワイワイしましょー!!

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