鉄骨屋はBagelで業務改善の夢を見るか

Bagel
http://japanese.engadget.com/2016/06/30/3-bagel/
他でもいくつか同じ件の記事を読んだけど最も仕様が詳細だったのはこれ。
測定した数値をそのままデジタルデータ化というのは僕の悲願です。というのも、僕は現在鉄工所に勤めており、検査のお仕事をしています。いろいろな鉄骨製品の各所寸法を測定しています。測定するだけで終わればいいんですが、成果物として、お客様への保証として検査記録の提出が必要です。後述しますが、これの作成がめんどい。測定した数値がそのままデジタルデータになる! こんなにうれしいことはない……

記事内より、性能について
“いちばん使う機会が多そうなストリング状の巻尺は、10mまでの直線の距離を測ったり、ビンの周囲長を測ることが可能。”
仕事上、15,000mmあたりが上限だけど全部をこれで賄う必要はない、でも本当のところは12,000mmは欲しいなあ。
脱線ですが、測定する長さの上限が発生する理由として運送上これ以上の長さを運ぶことが難しいのです。運送できる車両としてはポールトレーラーになりますが、曲がりくねる日本の道路ではもうこれ以上の長さでは曲がれません。先導車等も必要となります。また、このポールトレーラーは数が限られており、なかなかお願いすることが難しいこと、数が少ないゆえに運送費用が高額になることが上限の理由といえます。

“ストリングは最大50kgの荷重に耐えられるため、滅多なことでは切れません。”
10,000mm超えないけど、これだけテンションをかけられるならJASS6はカバーできる。10mを超えるものを測定する際には5kgのテンションをかけなさい、という決まりがあるのです。

JASS6

“いずれの機能も、測定した値はボイスメモとともに専用のスマートフォンアプリに転送可能。吹き込んだ音声はテキスト変換されるため、数値とともにアプリ画面にテキスト情報として表示できます。”
ここが本当に欲しいところ。工場で寸法を測定する、図面に転記する、それを持ち帰ってEXCEL入力という手順を踏んで記録書を制作しているので、もし直接入力まで持ち込めるなら労力軽減が進むし、転記ミスもなくなる。
欲を言えば、事前に設定したEXCEL等にポンポン放り込んでいけたらベスト
上記の工程のうち、特に測定→転記のところでコンベックス(巻き尺)とペンの持ち替えが何度も発生するので、取り落とすことが日常茶飯事となってます。
測定箇所をボイスのテキスト変換で記録して後からコピペが実用的な運用でしょう。

それでも現実的に運用は難しそう
問題点として2点あります。
タフネス
上述しましたが、残念ながら僕はよく落とします。たぶんこれ壊れます。使用環境も粉塵舞う中ですので厳しそうです。また、ストリングは一時的に50kgの荷重に耐えられそうですが、出し入れの擦れに耐えられるか疑問です。ちなみに通常のコンベックス(巻き尺)でも1年半ほどすると折れや擦れに負けてちぎれます。
JIS1級認定
もうこれは仕方ないですよね。JIS1級と同じ制度があること、それが認められることが必要です。もっと世間に出まわったらいずれは解消される件ですけど、Bagelに期待するのは酷です。

シメ
今回、初めて書きたくて書いて楽しい記事が書けました。
Mediumでは僕みたいな階層の人間は珍しいだろうけど、これからもよろしくお願い致します。

One clap, two clap, three clap, forty?

By clapping more or less, you can signal to us which stories really stand out.