新卒入社から6年経った今

Kazuki Taniguchi
kazk1018 blog
Published in
6 min readDec 4, 2019
ブログに何も関係ない函館山山頂からの景色

久々にブログを書きますが、12月なので皆さんご存知の通り、Advent Calendarの季節がやってまいりました。過去、機械学習や関連するライブラリについて書いてきたのですが、今年は以下のリンクのような流れで6年ぶりに同期でやることになりました。(機械学習系の記事も書く予定です)この記事はその4日目の記事です。こんなにテーマも何もないAdvent Calendarは初めてなので、本当に何を書いていいかわかっていません。

前日は前職時代におそらくほぼすべての苦楽を共にしてきた@baba5246です。個人的には彼の渾身の秀作なのでぜひ読んでみてください。

最近何やっているの?

今年3月の最終出社を迎えた後は友人と起業して、名ばかりの取締役をやっています。会社では開発からマーケティングからと特に仕事が決まっているわけでもなく、まさに何でもやらないと行けない状態ということで何でもやっています。ただ、これまでずっとやってきた機械学習に関するようなことは会社ではやっていません。(というよりそんなことやるフェーズじゃない)

実は諸々の事情があり、会社にフルコミット出来るほどの経済的な余裕がないため、フリーランスで仕事を請け負っています。これまで出会ってきた皆様のおかげで仕事を探しに行くということもなく、友人・知人からの紹介でここまで仕事をいただくことができました。そして、これらの仕事のほとんどが機械学習に関する内容になっています。

また、前職在籍中に研究していたテーマであるCounterfactual Machine Learning (CFML)をもっと世に伝えるべく、下記のような勉強会を前職の同期である@housecat442と強い学生の@usaitoと一緒に運営しています。いつも周りの方の発表を聞いて学びになると思いつつも、自分が研究をしているわけでもないため肩身が狭いので、来年はプライベートで研究が出来る時間を作れたらと思っています。

次回は12/23にあるので、興味のある方はぜひ参加してください!(今回は内容が非常に豪華です)

フリーランスで仕事をするということ

友人の会社や、先輩の起業などのお手伝いがほとんどですが、やはり機械学習というドメインの性質上、いろんな課題や事業ドメインに対して仕事ができるというのは非常に面白いです。同じ事業ドメインにずっといると、その分野の特有の技術や研究、商習慣を意識することから考えが偏りがちになりがちです。しかし、様々な分野の問題を考えていると、どこでも一貫して重要なことがわかったり、技術を横に応用できるようなこともあり、技術に対する視野が広くなっているように感じます。正直なところ、コードを書くことに自信はないんですが、機械学習という技術を如何にして事業にうまく取り入れるか、その全体設計と実現手段を考えることに関しては対価をもらえるくらいのことが出来るようになってきたのかなと思います。この辺については、世の中がそうなっていってほしいと願っていますので、今後どこかで発信していければいいなと考えています。

一方、フリーランスが難しいなと思うことも多いです。給与は毎月変わりますし、今年は幸い少なかったですが、病気などになって働けない日ができると所得が激減します。年金、社会保険、確定申告などの心配もしないといけないので、時々会社員が良いなと思うこともあります。仕事を請けるの知り合い経由とはいえ、よほどの信頼を置いてもらえている人からでなければ、相談されることは多くても、最終的に契約までいかないことが多いです。

自分の場合はメリット側の方が大きいなと思っています。自分の会社もあり、いつまでこのスタイルで仕事が出来るかわからない中で、いろんな経験をさせてもらえているのかなと思います。何か面白い仕事があれば、ぜひお待ちしています。

え、てかお前の会社の話は?

年内は叶わないかもしれないですが、年が明けて数ヶ月以内にはこれから何をやっていくのかちゃんとお伝え出来るのかなと思っています。何をやるか決めるまでにかなり時間がかかっていて自分でも不安だらけなのですが、そんなもんだろうと思って今は大きな挑戦の機会を楽しんでいます。すでに協力をお願いして協力してもらってる方もいますが、これからもっといろんな方に協力をお願いすることになると思います。その時は何卒宜しくお願いします。

さいごに

6年経ってかなり環境が変わりました。会社も変わりましたし、職業も変わりましたし、歳も老いました。しかし、いつも周りにいるのは前職の同期であり、ほとんど変わっていません。本当に我の強い人間ばかりで、面倒臭い奴らばかりだと思っていますが、どこかで尊敬している部分があるのだと思います。このブログを書く機会をくれた彼らと、彼らとの出会いを作ってくれた前職に感謝しつつ、明日の人にバトンを渡したいと思います。明日の当番、まだ決まってないんですけどね。

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