榊原充大
Dec 25, 2017 · 3 min read

[From Foreign Editors 00]

建築の議論の場が減ってきている、という旨のことが長く言われています。建築や都市にまつわる雑誌の少なくない数が廃刊していることからも、その状況はうかがえます。でも、これは日本だけの問題なのでしょうか。少なくとも私自身は、海外における建築や都市にまつわる議論の場について、詳しく知りません。日常的に読むメールマガジンの中には海外の建築・都市メディアもあるにも関わらず。この企画の出発地点は、そういった反省です。

「建築の議論の場」といったとき、当然のことながら印刷物のみならず、オンラインメディアもそこには含まれます。印刷物であれオンラインであれ、建築や都市にまつわる議論の場をつくりだすような取り組みを「メディア実践」と名前をつけ、世界各国のメディア実践を行う編集者にその地域のメディア状況についてメールインタビューしていくのが、「From Foreign Editors」です。それぞれが担当する個別のメディアではなく、その地域のメディア状況を概観する(してもらう)というややこしい投げかけを行っています。

質問内容は以下です。

・なぜ出版するに至ったのでしょうか?

— How did your media practice begin?

・自国の出版状況について教えてください。

— Please share with us the current state of practice in architectural and urban publishing in your country.

・自国の建築・都市に関する批評をどのようにとらえていますか?

— What is your opinion of architecture and urban criticism as a practice in your country?

・自国で興味深い批評を行っている人について教えてください。

— Who do you think is the most interesting architectural or urban critic. And why?

・今後どのような展開を考えていますか?

— What is your vision for the future in terms of your media practice?

・(もしあれば)おすすめのメディアを教えてください。

— If you have, please share with us any online or real media of your recommendation.

こうした同一の質問を世界各地の編集者に尋ねることで、自分たちが直面している状況を相対化し、より広い視野のもとでメディア状況を生み出すためのきっかけがつくれたら、と思っています。そして応答者にとっても、これがまた別の建築の議論の場を垣間見るきっかけとなることを期待しています。

ということで読者のみなさまは、気になっている/面白いメディア実践や実践者をご存知でしたら、ぜひ質問者である榊原までご連絡をいただけると幸いです。

質問者 榊原充大
m.sakakibara0619@gmail.com

建築討論

建築をめぐる幅広い批評的議論のプラットフォームを提供する日本建築学会のウェブマガジンです。

榊原充大

Written by

さかきばら・みつひろ/建築家、リサーチャー。1984年愛知県生まれ。2007年神戸大学文学部人文学科芸術学専修卒業。建築や都市に関する調査・取材・執筆、提案、ディレクションなど、編集を軸にした事業を行う。2008年建築リサーチ組織RADを共同で開始。

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