どうしてもイタリアみたいに陽気なIT企業にしたい理由

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*この記事は2017年6月11日に掲載されたものです。

私は2005–2007年と、伊藤忠商事ミラノ支社に勤務し、日本未進出のアパレルブランドの開拓を行うエージェンド業務に従事しました。

仕事も充実していましたが、何よりラテン民族のリラックスしたライフスタイルが素晴らしく、その後の人生観はかなり変化しました。

夏のバカンスには強制的に全会社が3週間休みになるなんて、ある意味素晴らしい仕組みですよね。

従業員にとっては天国です。

ここが変だよ日本人

イタリアみたいに陽気なラテンの国民から見ると、日本人みたいに超真面目で、働きすぎて体を壊すような国は相当奇異に見えます。

社員の労働量と会社の収益は必ずしも正比例するものではありません。

最悪なのが、社員が重労働で儲かっていない会社。

最も良いのが、社員の労働はそこそこで、すごく儲かる会社ではないでしょうか。

両者の違いは、会社の仕組み化の完成度だと思います。

仕組み化がキチンとなされている会社は、社員がしゃかりきに働かなくても儲かるようになっています。

つまり、イタリアみたいに、ワークライフバランスを充実させられるかどうかは、まさに会社の設計者=社長である私の責務だと思っています。

メンバーが元気な会社にしたい

イタリア人に見習うべきところは、”ストレスを溜めない”ことだと思います。

弊社でも、上司の行動に問題があるなら、部下であっても自由に反対意見を言える文化を作りたいと思います。

仕事にメリハリをつけること。

適当に休息や遊びを入れ、短期間で集中して業務にあたり、成果を出す組織にしたいです。

イタリアのサッカーチームの個人技を見ているとわかるのですが、国民性がかなり個人主義で、自分の得意な仕事をしている時の集中力は凄いものがあります。

日本人の長時間労働と真逆な部分があり、ある程度彼らから学べる部分はあると思います。

能天気なラテンのノリは素晴らしい

ミラノでイタリア語を習っている時、衝撃的な事実を知りました。

なんと、あの国には”根暗”という言葉そのものが存在しないそうです。

理由は全国民が”根明(ネアカ)”なので、使う必要がなくて消えた、と先生が言っていました。

結構笑える事実ですが、ここまで振り切れないとしても、日本人ももっと明るくなっても良いと思います。

喧嘩しても、ネガティブなことがあっても、さっと忘れて冗談を言ったり酒を楽しく飲んだりする開き直りがあると、我が日本ももっと元気になると思います。

今日と明日のことくらいしか考えていないイタリア人は、能天気というより、真面目な日本人から見ると、脳天気なのかもしれないですが。。

でも、良く日本のニュースで、日本国の借金が増えていると深刻に話し合っていますが、本当に個人の生活にすぐに悪い影響が現れるでしょうか?

イタリアは国の財政は破綻し、失業率も高いですが、皆美味しいパスタを食ってワインを飲んで楽しそうにやっています。

ある程度のこういった楽天的な開き直りはやるべきだと思います。

ワークライフバランスを大切にし、自由な働き方を推進したい

弊社は、”WORK SMART、NOT HARD”をスローガンにやって行きたいと思っています。

冒頭にお伝えした、会社の仕組みが優秀で、改善を繰り返して機能している状態が完成すれば、残業しない働き方でも十分結果は出るのではないでしょうか。

お子さんのいる女性の働き方支援をはじめ、リモートワークも積極的に取り入れ、結果にコミットして入れば多様な働き方ができる職場にして行きたいと思います。

パスタ、ファッション、高級外車、サッカーの他にも、イタリアから学べる所は沢山あると思います。

日本人はもっとラテンになるべき。

そしてラテンを目指す当社のメンバーを、イタリア人と同じようなリラックスしたライフスタイルで、幸せにしようと本気で考えています。

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