ヴィクター・ダネル監督 / アンシンカブル - 襲来

Takashi Okada
King of Life
Published in
2 min readJul 17, 2019

「邦題、看板に偽りあり」問題。ジャケットを信用するな!

きのう、不思議な映画を観た。スウェーデンの映画だ。

例によって予備知識ゼロで観て驚いたんだ。
これ、いったい何の映画 ?!
たぶん、DVDのジャケットで選んだ人は怒りを憶えたかもしれない。

どう見ても、「異星人襲来SF超大パニック」だからだ。
ま、今回はそんなことは、どうでもいい。

まず、観初めてすぐに「なんかECMみたいな映画だな」と思った。
ちょっと表現がおかしいかも。

ECMとは、マンフレート・アイヒャーによって設立されたECMレコードのことだ。

ECMレコードのジャケットは、海や森など自然を中心にしたジャケットが多い。まさしくこの映画は、そんな映像美で始まる。

そして、そこに絡む音楽。
ECMが掲げるコンセプト「沈黙の次に美しい音」。
まさに、そんな淡々とした美しいピアノが、
映像と相まって切なさや、不穏な空気を創りだす。
ECMが、PVを作ったらこんな感じかもしれない。
そんな感じ。

これ何のお話し?
物語が、どっちにいくのかまるで分からない。
DVDジャケット見ないでホントよかった。
じつに楽しめた。

主人公は、音楽家。
家族や、初恋の人との過去、確執が描かれてゆく。

そして、謎の勢力からの攻撃。
主人公らの気持ちの捻れは、その中でさらにツイスト。
そして怒濤の結末へ。

う〜ん、この映画の音楽に関する作り手の情報が知りたい。
とりあえず Gustaf Spetz という人が音楽担当というのは分かったけど、
もっと制作背景とか聞いてみたいな。

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Takashi Okada
King of Life

ムダヅカイキング。 雑貨屋家業歴27年 What→SoWhat→Sundries→M4What。Postmark 代表を経て 中町ベルク商店街に復帰、只今事務局長。包丁づかい苦手な料理好き。妻から鍋の購入禁止令を出される。ノワール小説とJAZZが好き。最近、麻婆豆腐を探求。愛機は、Fujifilm X-T1 。