月村了衛 / 機龍警察 暗黒市場
Jul 23, 2017 · 2 min read

これまた、いっこうに文庫化されない「機龍警察シリーズ」(第一話、第二話は文庫化されてる、これはシリーズ第三話)の「暗黒市場」を図書館から入手。
これは、竜騎兵ならぬ龍機兵(ドラグーン)と呼ばれる新型機甲兵装を配備した警視庁特捜部の物語だ。
言ってみればパトレイバーみたいな(じつはよく知らん)話。
だけど中味は、超辛口。
いや、ちょっと陰惨と言えるほど明るさは微塵もなく、
ノワールで、ハードボイルドな、警察小説。
つまり、オイラの好み中の好みだ。
この第三話は、ドラグーンの乗り手ロシア出身のユーリ・オズノフの過去と現在が交錯する魂の物語。
ユーリは、
汚職と腐敗が当たり前のロシア警察の中にあって、
「最も痩せた犬達」と噂された高潔な捜査グループの一員だった。
しかし、突然の裏切りとともに警官の職、恋人、家族、そう全てを失った男…
そんな男が、過去と誇りと自分自身を取り戻すお話し。
か〜シビれるぜ。
今回、ラストまで龍機兵の活躍は出てこないけど、
そんなことは問題外。
月村了衛の作品では、ハズレも2作ほど引いたけど、
このシリーズは、どこまでも追っかけるぜ。

