病原菌と常在菌について
細菌はみんな悪者?
細菌というと全て根こそぎ除去しなければならいというのは大きな勘違いなのです。人間の皮膚には常在菌というのがあり全部で205種類、1平方センチあたり10万個もあります。実は、これは我々の身体を病原菌から守っているのです。
常在菌は皮膚に1兆個、腸内には100兆個存在すると言われています。人間は常在菌なしでは生きて行けません。常在菌と人間は文字通り共生しているのです。
ですから、大切なのは細菌を除去するというより、皮膚の場合は常在菌と皮膚のバランスを正常に保つということです。皮膚のバランスを保つとは皮膚の表面を弱酸性に保つことです。アルカリ性になったとたんに、黄色ブドウ球菌などのいわゆる悪玉菌が増殖し暴れ始めます。
銀イオンAg+は細菌の中の酵素を無効化して細菌の活動を停止、すなわち細菌を殺します。皮膚の表面の病原菌を除去し、その下の常在菌に対しては殆ど影響を及ぼしません。
つまり数回皮膚に対してスプレーするだけでは表面の病原菌を攻撃するだけで、常在菌はそのままなのです。
銀イオン水は弱酸性
銀イオン水は弱酸性なので常在菌の生存環境のバランスを崩しません。
要するに銀イオンスプレー「銀のきらめき」を皮膚にスプレーすると①皮膚表面の病原菌を除去します②皮膚の表面を弱酸性に保ちます。アルコールのように皮膚の水分を奪って、乾燥させることはありません。
常在菌はすぐに増える
もし銀イオン水により常在菌が減少しても、皮膚は水分があり弱酸性なので30分程度で、すぐに元に戻ります。毛穴などに残っている常在菌がすぐに増殖するからなのです。常在菌は善玉菌といわれ、病原菌などから皮膚を守っているのです。
皮膚にとって大敵は
①皮膚を乾燥させること②アルカリ性にすること③洗い過ぎること、等です。皮膚を清潔にしようとするあまり、洗い過ぎは禁物です。毛穴の皮脂まで洗いとってしまうことは、百害あって一利なしです。
皮膚のバリアの役割を果たしている常在菌を除去してしまうのは、皮膚を守る物がなくなるのです。
常在菌に居心地の良い環境を作るのが皮膚には最もよいのです。