「トレーニングの全体最適」としてのParkour Strength Training、Methode Naturelleについて

XP祭りの野良LTで筋トレ話をするとの噂を聞きつけて、対抗して「役立つ身体」を作るトレーニングの話を年甲斐もなく野良LTしてきたお話

『Parkour Strength Training』

XP祭り2017でワークショップをしにいったのですが、野良LTが昼休みに行われると聞いて、急遽当日スライドを作って(午前中)参戦してきました。ネタは「筋トレ(またはトレーニング)」です。といっても午前中のセッションを聞きながら作ったので適当ですけどね。

ランだけじゃ補えない体づくり

私を知ってる人は「あいつは走ってばっかり」の印象をお持ちでしょうが(実際その通りですw)、昨年末から、上半身も含めたトレーニングも徐々に行ってきたので、そのことを野良LTで発表してきました。

ただの筋トレは飽きるし続かない

自分はいわゆる「筋トレ」はすぐに飽きてしまいます。一時期は自重トレ用のアプリを導入して自宅でやっていましたが、結局続きませんでした。よくあるジム通いは、場所や時間の制約がある時点で行かないことは自明です(元々走った理由の1つが、自分のやりたい時にできる/早朝できるということなので)。この中で、どうしたらよいか?と考えていた時に出会ったのが Parkour Strength Training(PST)でした。

この本に辿り着くまでに、ナチュラル・ボーン・ヒーローズを読むというステップがあり、そこに紹介されているMethode Naturelle(パルクールの起源)その話もしました。実はこの本で紹介されている、マフェトンメソッドも以前から取り組んでいて、こちらはランナー向けです。

ポイントは3つ

今回のLTではポイントを「役に立つ身体への全体最適」というテーマにしぼりましたが、その他にPSTの次のような点が気に入っています。

どこでもできる

ジムに行く必要はありません。公園の鉄棒、柵、壁、木などがあれば、どこでもトレーニングができます。PST視点でみると町中すべてがジムです。

工夫の余地がある

基本の型を押さえれば、どうやったらより負荷の高い動きができるかこの場所で何ができるかを考えるのが楽しいです。単に動きの回数、セット、荷重を増やすのではなく、自重という制約の中でどうするかの工夫の余地があります。

ステップアップ(漸進的)

簡単な動きから初めて漸進的にステップアップしていき、自分の成長を感じることができます。単に回数を増やしたりセットを増やすだけだと飽きてしまいますが、動きを変えるのはそれに比べて飽きません。

例えば、いきなり懸垂ができなくても、最初はぶら下がるだけでいいのです。少しづつ負荷の高い動きに変えていけばよいのです。また、負荷の高い動きに切り替えていくことで、腕立てを100回行うような同じ動きで回数を増やすだけといった単調な時間を行わずにすみますし、何より新しい動きができるのは楽しいし達成感があります。

スライドで紹介したプリズナートレーニングはPSTと同じ頃に原著を読み、その漸進的なトレーニング体系に感動したのですが、完成度が高く自分で工夫する余地がありません。なので自分としてはPST推しです。このあたりのトレーニングのステップアップについては別途まとめたいと思います。

いつかやりたいこんな動き

そして、PSTは最終的にはパルクールの様々な動きを行うためのトレーニングです。自分はオッサンなので、TVなどでよく見るようなパルクールの派手な動きはさすがにやるのは辛いですが、スライドにあるように、トレランの時に倒木をヴォルト(パルクールの基本的なムーブ)で華麗に飛び越えたり、ヒューマンフラッグ(!)とか、木々や壁をほいほい登るくらいはいつかできるといいなぁ。

自分のなりたい身体になる

結局のところ、こういったトレーニングは自分がなりたい身体になるために行います。魅せる身体、動ける身体、耐久力のある身体、役に立つ身体、それぞれの人が、それぞれのなりたい身体のビジョンを描き、一歩一方向かって行くと、成長を感じながら道中楽しめます。まずはビジョンを描いて一歩踏み出すことが大事だと思います。

一番身近でありながら、アスリートを含め一部の人しか行っていない自分の身体のハックは、もっとも手軽でやりがいのあるハックだと思うので皆やってみるといいですよ。(そして最大の難敵は柔軟性の向上。。。)