イタリアレッジョ・エミリアのリーダーが紹介する5才児のプロジェクト

先日、イタリアのレッジョ・エミリアからロサンゼルスを訪問していた先生、Tiziana Filippiniのプライベートセミナーに参加して参りました。息子が通っているレッジョアプローチのプリスクールの保護者だけが参加できる大変に貴重な機会でした。Tazianaはレッジョ・エミリアアプローチでは有名なエデュケーターの一人です。レッジョ・エミリア市にあるドキュメンテーション&リサーチセンターの元ダイレクターであり、レッジョ・エミリア市にあるプリスクールで20年以上パタゴジスタ(エデュケーショナルリーダー)勤め、世界を回ったレッジョアプローチの「子ども達の100の言葉」の展示会にも関わった方です

写真をご紹介できないのがとても残念ですが、彼女が紹介した”シュープロジェクト”がとても素晴らしいものでした。彼女がディレクションするプリスクールにて6ヶ月に及んだこのプロジェクト。5歳児達のプロジェクトでした。

まずは子ども達が町の商店街を散策するところから始まりました。色々なお店がある中、子ども達が一番興味を持ったのが靴屋さん。学校に戻った子ども達はまずそれぞれが見た靴の絵を描きました。各自好きな靴、靴屋さんで見た靴、こんな靴があったらいいなという思い。とある子どもはハイヒールが滑り台になった絵を描きました。

そして世界は二次元から三次元へ。次は町の模型図を紙で作り、靴を粘土で作りました。靴には鮮やかな色でペインティング。

子ども達が望んだのは、Free the shoes! (靴をお店から出して自由にしてあげて!)。

その後保護者や商店街の協力を得て、実際に子ども達が制作した靴が商店街の石畳の上に並びました。

このセミナーの出席者の中に、ロサンゼルスの大学で教えている建築家がいました。彼女が述べた感想です。

「素晴らしいわ。私が20歳の学生に指導しているのと全く同じ方法。まずは二次元でデザインしてそれを三次元に移し、そして(その建物が)いかに街と調和していくかを考察するの。この子たちは5歳でその考え方を学ぶのね」

レッジョアプローチでは子どもは答えを教わるのではなく、答えの導き方を学ぶのです。レッジョの教育を受けた子ども達の将来が楽しみです。

Mutsumi Paterson // Los Angeles

ムツミ・パタソン(ロサンゼルス)


Originally published at Kodomo Edu.