子ども食堂の実態② どのように運営しているか

徳島から全国の子ども食堂にすだちを発送。皆様のおかげで順調に進んでいます。

前回、東新町子ども食堂の運営の実態についてお伝えしました。一番聞かれるのが「本当に人来てるのか」だったので「来てます」ということだったのですが、今回は「どのように運営してるのか?」です。


スタッフは何名?


ボランティアのスタッフ、10名ほどです。その時々によりますが、1日の営業につき、最低2人。最大で5人くらいいるときもあります。

ボランティアなので、全員の予定がつかないときはほんと大変です。これまた通常の飲食店でもよくありがちなことだと思うのですが、スタッフが足りないときにかぎって忙しかったりします。


お店の準備、後片付けはどうしてるの?


通常であれば、16時頃に来て、そこから今日ある食材を確認、メニューを決めて、買い物へ。炊飯器セット、お茶セット、メニューを作り始めて、18時から開店。20時まで営業して、20時半から21時くらいまで後片付けです。

お借りしている東新町のシェアバーは、ゴミはすべて持ち帰りです。タオルやダスター類も持ってかえって洗濯し、次回また持ってきます。

合計で4時間から5時間のボランティアになりますね。この時間は主婦の方が忙しい時間でもありますから、ボランティアスタッフの確保に非常に悩んでます。


食材はどうやって調達しているの?


現在、何人かの農家さんから、そのとき取れたお野菜をいただいています。多く野菜を下さる農家さんが3名くらいいらっしゃって。その場で調理できるものは調理し、また提供いただいてる農家さんのご了承を得た上で、余った野菜については、来られた方にお譲りしています。

これも、週に1回、30名マックスの子ども食堂ならではの課題なのですが、その都度たくさんいただいた野菜を、すべて調理することができません。必ず余ります。毎日開店していれば、1日かけて仕込んだり、いろいろな調理の可能性があるのですが、基本、焼く、煮る、揚げるくらいの調理しかできず......。

それ以外の道具や食材は基本購入しています。毎回できるだけ安く抑えたいのもあり、食材購入は調味料と肉にできるだけ集中させてます。やっぱり自分が子どもなら、「外食」では肉を食べたいですから。

駐車場についても、厚意でご近所の方からお借りしていますので、現在ではほとんどお金がかかっていません。


収支はどうなっているのか?


あくまでこれから子ども食堂をされたい方のための参考に書きます。ヘンな意味に取らないでください。

収支ですが、これは本当にトントンという感じだと思います。

お借りしている大家さんの関係もあり、固定費等については公にできないのですが、毎回食材の購入が1000〜4000円くらいで済んでます。ハートマネーもこの形式ですと、具体的な金額は申し上げられないのですが、でも、多すぎもせず、少なすぎもせず、といった感じです。


値段設定はどうしているのか?


子ども100円、おとな300円としています。

一回限りのイベントであれば「子ども無料」などともしていたのですが、毎回来るとなると逆に来づらいのではないか?と思い、とりあえずで設定しています。ハートマネー箱にお金を入れる仕組みですので、入れずに出て行けば無料で食べることもできます。

たまに無料!と言って食事を提供しています。実験して、反応を見るためです。たとえば以前、「とんかつ無料!」という企画をしました。反響が大きかったのにも驚きましたが、「100円/300円」と値段をつけたtきよりも、無料!と謳ったときのほうがお金が集まったんです。こういうのもとても不思議だと思いました。

とはいえ、あまり無料、無料とアピールすると、それも正直、他の飲食店さんにとっては感じが悪いでしょう。イベントくらいならよいですが、定期的に開催する場合には、若干でも金額を一応設定しておいたほうがいいかもしれません。


思っていたより大変......


正直なところを申し上げて、毎週開催するのは思っていたより大変でした。一番大変なのが調理です。おいしそうなメニューを思いついても、スペース、時間、調理器具の関係で作れないことしばしば......。

これもまた、どこかで書きたいと思いますが、子ども食堂とはいえ、その悩みは飲食店とまったく同じです。たくさん作ったら予想以上に人が来ない。逆に抑えるとそんな時に限ってたくさん人が来る(笑)。原価率が高いほど人気。スタッフのシフト表づくりに頭を悩ませる.....と、まったく飲食店と同じです。

たくさんの人に喜んでいただいているのですが、もっとよい形態はないのかと現在も模索中です。いろいろ至らない点はあるかと思いますが、今後も応援いただけましたら、本当に嬉しいです。