総理することの難しさ

2018年1月21日。私が所属する法人事業所でのことです。同業のとある事業所の方が数名、訪ねてきました。その方々が向き合う、ある物件の建て替えについて懇談会を催したのです。

当方の事業所の建て替えは、数年前に「成功」しました。先代(当時)の代表役員が、事業所メンバーの様々な要望を整理したり、建築業者との調整を果たしたり。八面六臂とはこのことだと思いながら、一役員として先代を見上げていました。

単に資金があれば、建て替えられるというものではありません。法人としての方針や遵守すべき点など、いわゆる「ゆずれないところ」が多々あります。要点整理するだけでも重責にして激務です。建築にかかわるさまざまな知識もある程度は要ります。建築や土地関連の専門家から、的確に情報も譲歩も引き出せるような知恵もまた必要です。

もし、今日、懇談会の席上にさまざまな分野の知識を持つ役員がいなかったら。事業所完成後に着任した現在の代表役員と、建て替え計画の途中から参加した私とで仮にすべて対応したとしたら。会は容易に破たんしたことでしょう。弊事業所所属の、建築に携わる役員や、財務をつとめる役員、事業所に長く在籍している役員が広く補いあい、懇談会は成立を見ました。相手事業所の代表役員の方の、各所に届く意見・質問も重要な要素でありました。

人間、一歩ずつ、積み重ねでしか成長はできません。学問に王道なしとも言いますが、生きていき役目を果たす上での「哲学」も一朝一夕に成り立つものではありません。広い視野を有し、深い洞察を実践できる方には、本当に憧れを強くいだきます。と同時に、我もまたかくありたしと思うのです。

傲慢になって言うのではありません。事業所を総理する視野視点や知恵を有するのだ、という目標で動いていないと、代表役員を助けたり、各役員と協働することは困難だからです。自らを優位に立たせんとするためのものでなく、相手のため、事業所およびかかわりのある方のため、どこまでも成長し続けるつもりで向上心をもつことを欠かすまい、そう決心を新たにしました。

何事も一生学習。その中で、「ミクロとマクロの両視点」を持った者になれたらとも思います。

つらつらと記しました。「あなた」のお近くにもきっといらっしゃる、「総理する」お役目の方はどのような方でしょうか。敬意も忘れず、役目を果たしあっていきたいものです。

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