エミリーちゃんのお話

おはなしかご
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5 min readApr 30, 2018

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あるところにエミリーちゃんという女の子がいました。
エミリーちゃんは森に住んでいるおばあちゃん(さん)の家に遊びに行くのが大好きでした。

ある日、いつものように、おばあちゃんの家へ行った、帰り道、きれいな花が咲いていたのでお母さんにおみやげにしょうとその花を摘んでゆきました。(摘みました)

ところが家へ着いてみると、お花がしおれてしまって(元気がなくなって)いたのです。エミリーちゃんは悲しくて泣き出してしまいました。けれどもお母さんは「泣くのはおやめなさい。」と言うとその花をお水の入ったコップに入れてくれました。
するとどうでしょう!お花はみるみる元気になったのです。エミリーちゃんもお母さんも大喜び!

しばらくすると、お母さんが言いました。「今度はおばあちゃんにお水の入ったコップをかりて、それに入れていらっしゃい」 「うん!今度はそうする!」エミリーちゃんは嬉しそうにそう言いました。

それからしばらくしておばあちやんの家に遊びに行くと、おばあちやんはおやつにアイスクリームをくれました。そのアイスクリームがとてもおいしかったのでエミリーちゃんはお母さんにおみやげに持っていこうと思いました。その時・・・ふとお母さんの言った言葉を思い出したのです。

・・・「今度はお水の入ったコップに入れていらっしゃい!」・・・そこでおばあちゃんにお水の入ったコップをかりてその中にアイスクリームを入れて持って帰りました。

ところが家に着いてみるとアイスクリームはコップの中でとけてしまっていたのです。エミリーちゃんは悲しくて泣き出してしまいました。けれどもお母さんは「泣くのはおやめなさい」と言うと台所に入ってゆきました。そして、しばらくするとジュースを持ってきてくれたのです。そのジュースがとてもおいしかったので、お母さんに「これ、なんのジュース(なの)?」と聞きました。

するとお母さんはニコ!と笑って「エミリーちやんが持ってきてくれたアイスクリームで作ったジュースですよ」と言ったのです。
エミリーちゃんは大喜び!「ありがとう!」と言うとお母さんと二人でそのジュースを飲みました。そのジュースは本当にとても美味しかったのです。おかあさんは、「エミリーチャンいつもお母さんにお土産を持って来てくれてありがとうでも全部おばぁちやんのお家で食べてきていいいのよ」と言いました。エミリーちゃんはお母さんの顔を見て「うん。わかった」とそう言いました。

それからしばらくして(エミリーちやんが)またおばあちゃんの家へゆくとおばあちゃんはエミリーちゃんに町で買ってきた赤い靴をくれました。エミリーちゃんは嬉しくて「ありがとう!」と言うとその靴を抱きしめました。けれどもその時、お母さんの言った言葉を思い出したのです。

そしてとても困った顔をしておばあちゃんに聞きました。

「おばあちやん。お靴はどうやって食べるの?」

するとおばあちやんはニコ!と笑ってエミリーちやんを抱き上げるとおばあちゃんの椅子に座らせました。
そして「ほらエミリーちやんの小さな足(あんよ)が赤いお靴を食べますよ」と言うと(靴を)スポ!とはかせてくれたのです。
そして「さあ!こっちの足(あんよ)もお靴を食べますよ!」と言ってもう片方の足にもスポ!と赤い靴をはかせてくれました。
エミリーちゃんは大喜び!足が食べた赤い靴をはいて家に帰ってゆきました。

家へ帰るとお母さんに「今度はぜんぶ食べてきたよ!」と言って足がお靴を食べた話をしました。お母さんはその話を聞くと、とても嬉しそうでした。

それからしばらくしてお母さんとエミリーちゃんは町へ出かけることになりました。その日は(とても)暑い日(寒い日)でしたのでお母さんがエミリーちゃんに(言いました。)
「エミリーちゃんの頭がお帽子を食べたいって言ってますよ」・・・
そう言ってエミリーちゃんにリボンのついた可愛らしい帽子をかぶせました。
エミリーちやんも嬉しそうに
「頭がお帽子おいしい!って言ってるよ!」とそう言いました!

お母さんの頭も、もちろん、とてもすてきな帽子を食べていました!

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皆さんも暑い日は頭にお帽子食べさせてあげてくださいね。
(あっ!おなかにもはらまきたべさせてあげましょうね!

エミリーちゃんのお話・・おしまい!

(冬はお帽子かぶった後に・・お手(手)が手袋食べたいって・・
お首がえりまき(マフラー)食べたいって・・・と続けてみてください)

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