森のケーキ屋さん(夏編)

森の奥にケーキ屋さんがありました。
お店の中には、おいしそうなケーキがならんでいました。

ある日、ヤギさんが(この店に)やってきました。
やぎさんはもちろん、白い〝チーズケーキ〟を買っていきました。

次の日やってきたのは、ブタさんです。
ブタさんは、桃でできた、桃色の〝ピーチケーキ〟を買っていきました。

それからしばらくして「コッコッコッコ」にわとりさんがやってきました。にわとりさんは「コッコッコッコ」といいながらお店のケーキをいろいろ見ていましたがそのうち
「コッコッコッコ ・ココアケーキ!」 を買ってきました。

それから何日かたったある日、大きなお客さんがさんがやってきました。
誰だと思いますか?・・・・・・・ゴリラさんです!
ケーキ屋さんはうれしそうに

「ゴリラさん、今日はおいしいバナナケーキが焼けましたよ!」と言いました。

ところがゴリラさんは
「今日はバナナケーキじゃありません」とそう言って、しばらくお店のケーキをいろいろ、見ていましたが、そのうち、
「これにしよう!」と言うと 〝ごぼうケーキ〟 を買って帰りました。

次の日から雨がふりはじめました。
毎日、毎日、雨でお店には、お客さんはだ~れもきません。
ケーキ屋さんは淋しくてたまりませんでした。

ところが大雨が降ったある日、お客さんが一人やってきたのです。
だれだとおもいます?・・・・それはカッパさんでした。

カッパさんは、お店のケーキをしばらく見ていましたが、そのうち悲しそうに、「ぼくのほしいケーキがありません」と言うのです。

ケーキ屋さんは「カッパさん、カッパさんはどんなケーキがほしいのですか?」と聞きました。

すると・・「私はキュウリできたケーキがほしいのです」・・・とそう言うのです。

みなさん。キュウリでできたケーキなんて知ってますか?
ケーキ屋さんも「そんなケーキはありません」と言うかと思ったら、

ケーキ屋さんは、それを聞くと、ニコッと笑って
「カッパさん!ちょっと待っててくださいね!」・・とそう言うと
お店の奥に入ってゆきました。

そしてしばらくするとキュウリでできたケーキを持ってきてくれたのです。

それは、緑色で、赤い木の実があちこちについてる、とても美しいケーキでした。

カッパさん、大喜び!
ロウソクを( )本もって帰りました。

その日のカッパさんの子が( )才のお誕生日だったのです。

もちろん、お誕生日のパーティは川の中ですから、
「水の中でも消えないロウソク」を持って帰りました。

その子、 どんなに喜んだことでしょう(ね)!

(皆さんは今度のお誕生日に、何本、ロウソクたてますか?)
(終)

【注】
① ( )の中の言葉はその時の状況に合わせて言ったり、言わなかったりしてみてください。

② Aの囲み文は、聞き手の年令に合わせて言ってみて下さい。

③ロウソクの数と( )才の年令は聞き手の状況に合わせてみて下さい。ほぼ同じ年にすると親しみがわくと思います。

④題名は、(分類のために) 最初に記載してありますが、言わずに語り始めて下さい。