あるところに、おばけのお家がありました。
おばけの家には、おばけのお父さんと おばけのお母さんと おばけのお兄さんと おばけのお姉さんとおばけの赤ちやんがいました。
お父さんおばけは「おばけだよ~」と言いました。
お母さんおばけは「おばけですよ~」と言いました。
お兄さんおばけは「おばけだよ~」と言いました。
お姉さんおばけは「おばけです~」と言いました。
けれども赤ちやんおばけは まだ生まれたばかりなので 何にも言えませんでした。
お口をパクパクあけて「・ ・ ・ ・ ・~」 と言うだけでした。
ところが、しばらくすると、おばけのおっぱいをいっぱい飲んだので、小さな声で
「お ・ ・ ・~」と言えるようになりました。
そして、もっとおっぱいをのんだら「おば ・ ・ ・ ~」と言えるようになったのです!もっとおっぱいをのんだだら・・・「おばけ ・ ・~」と言えるようになったのです。
もっとおっぱいをのんだら・・・「おばけで ・~」と言えるようになりました。
もっともっとおっぱいをのんだら、とうとう!
「おばけでちゅ~」と言えるようになったのです!良かったですね!
おばけの赤ちゃ~ん~ あそびにおいで~
「おばけでちゅ~!」 わぁ!きた! あそぼ!
「赤ちゃんおばけ」おはなしかご作