STEPN レンタルモードの考察

Kentaroid
KUSAWARA
Published in
Jun 9, 2022

STEPNのレンタル(リース)モードについてさまざまな記事を読んでみると、レンタルが開始されると無料で参加できるようになるためユーザーが増えるが、靴を所有しないレンタルユーザーにはGSTをバーンする動機がないためGSTの売り圧が増すのではないか、という意見が多いようだ。GSTが下落すればレンタルユーザーにとってゲームに参加する動機も減ってゆくので、STEPNにとってユーザーを獲得することが難しくなってゆく。

レンタルユーザーによる売り圧に対抗できるのはバーンではなく買い圧(バーンはあくまで買い圧上昇を期待させる要因に過ぎない)であり、買い圧を生じさせるのは今のところミントループ(SOL/BNB→GST)以外に有力な仕組みはない(そして一つ間違えると投機ゲームになる)が、レンタルユーザーの増加はスニーカーの購入には直接的な効果を発揮しないのではないか。

レンタルモードの成長には、レンタルモード使用時には広告がつく(スポンサー企業にGSTを買って貰う)など、買い圧を高める工夫が他にも必要になると考えるべきだが、先のAMAなどではユーザーから指摘されながらも運営はアプリ内の広告表示について消極的な様子が伺えた。しかしレンタルモードに限っての話であれば、私は不自然なことではないと思う。

例えば10,000ドルのスポンサーの場合、9,000ドル相当のGSTを購入し、バーンする。(1,000ドルはSTEPNの収入)。スポンサーによるバイ&バーンという仕組み。そしてレンタルモード起動時に1分程度の動画広告が配信されるなど。広告配信はSweat Coinでも実装されている。

もしくはスポンサー企業に商品を提供してもらうという方法。
例えば1GST=0.5ドルの時、10ドル相当の商品を10GST=5ドルで提供してもらう。ユーザーは10GSTを10ドルにすることはできないが、10GST=5ドルを10ドル相当の商品と交換することができる。100ドルのスニーカーを100GSTで購入できるスポーツ用品のショップをSTEPNが運営し、不足分をスポンサー料で補填するという形でも良いかもしれない。

もちろんこのようなことは運営側もすでに検討に検討を重ねて実用化まで最終段階に来ているのだろうし、今回私が文章にまとめてみたのも運営に意見を具申するというようなことではなく、日々筋肉痛と戦いながら、レンタルモードの実装によってSTEPNバースが本格的に拡大することを期待しているユーザーの1人として、運営がこれから取る行動を自分なりに妄想してみたということに過ぎない(妄想の自由)。

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