表現を可能にする工学とは?nomena inc. 武井祥平さんインタビュー

siranon
KYO-SHITSU
Published in
3 min readApr 26, 2019

過去のKYO-SHITSUの出演ゲストが「今、どのような活動をしているのか」を追い、発信するシリーズ。ゲストのバックグラウンドから今後の展望までさまざまな事柄を掘り下げます。今回お話を伺うのは、研究者/エンジニアの武井祥平さん。表現を実現させるためのエンジニアリングとは?お伺いしました。

お名前、肩書を教えてください。

武井祥平と申します。肩書きとしてはエンジニアと研究者というふうに
今は名乗ってるんですけどnomenaというスタジオを運営していて
そこでエンジニアとして色々なモノづくりに携わっています。

nomenaのモノづくりとは?

そこでやってるモノづくりは、広告に関わるものをずっとやったり、博物館とかミュージアムで使われる展示物だったり。そういったものを作ることが多くて。

あとはその最近増えていったのはメーカーさんとか大きな企業、自動車メーカーさんで、新しい技術を開発しているんだけど、その技術を使ってどういったアプリケーションを考えられるか?その技術を世の中に伝えるためのツールとなるようなアプリケーションを一緒に開発しましょうというのをしていたりするので何か情報を伝えるためのツールとなるモノづくりをしていることが多いです。

nomenaの発明方法とは?

昔あった技術、枯れた技術と呼ばれるものが、実はこういう使い方したら新しい表現に結びつくんじゃないかみたいなことを考える方が面白いなと思っていて……。
大学院の頃からやっていることは、巻尺みたいな形のものを丸めてコンパクトにし、棒が伸び縮みすることで空間の形が変わる構造物を作っています。
15センチの高さの中から4mの伸びる棒が出てくるっていうものを作って
新しい表現ができないかっていうのを探っていました。

これもどうやってやってたかっていうと、実は市販の東急ハンズで買ってきた巻尺を使ってるんです。巻尺の裏側にマジックテープを貼って3本合わせて貼り合わせながら伸びていってビリビリ剥がしながら縮んでく。

巻尺って面白いなって思ってたんですね。巻尺使ったら新しい表現ができるんじゃないかみたいなところからすごく身近にあるものなんだけどそれを使って今まで見たことないものをこういうことの方が面白みがあるなっていう……。

続きは、こちらにて。

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siranon
KYO-SHITSU

メディアアートにまつわるプラットフォームKYO-SHITSUでイベントの運営と編集・執筆を手がける。デジタルデザインスタジオ RANAGRAM所属。プロジェクトのプランニングやアーカイブを行う。