「原稿の量感」 #レイアウトのスキマ

Yutaka SEKIGUCHI
LayoutSampleBook-MdN
2 min readApr 22, 2017

これを読んでくださっているほとんどの方が、DTP以後の世代の方たちだと思います。私もその一人です。そんな、デジタル上での作業があたりまえになった私達がおトクになれる習慣があるのでひとつ紹介したいと思います。

レイアウトをする際、まずすべての原稿(テキスト類や、写真やイラストなどの図版類)をドキュメント上に置いてみましょう。ここでは、「レイアウト」は考えなくてOKです、いったん、適当に置いてみましょう。もし有効解像度が低く、使える大きさに不安がある場合は、その最大サイズにしておいてもいいかもしれません。後送(あとからもらえることになっているもの)についてはグレーのボックスなどでもいいかもしれません。使用点数ぶんすべてを置きましょう。A4定型や、すでに決まっているようなら使われる媒体のサイズのアートボードのなかに、とりあえず置いてみてください。

そうすると、ざっと全体の原稿ボリュームが把握できるようになります。明らかにボリュームが多い、逆に少なすぎる、画像の比率が多い、ひとつの要素が極端に大きい etc… この時点で見通しが立つだけで、その後のレイアウトの方向性が見えてきますね。

すべてがバラバラの状態だとはっきりしてきませんが、こうすることで自分の「感覚」として原稿量を把握できるようになります。

ぜひ試してみてくださいね。

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