「小中大」 #レイアウトのスキマ

レイアウトをする際、原稿の読み解きや、どんなふうに使われる媒体なのか、という視点がとても重要です。たぶん、いちばん重要です。

ですが、いざ直接レイアウトをしようとすると、伝えたいことや媒体のことが気になって、イマイチすっきり作業ができず迷ってしまうことがあります。そんなときに自分が気をつけていることが今回のネタになります。


いきなり細分化しない

うまくレイアウトしようとして、ついつい、ひとつひとつの要素をファジーに…なんとなく上から下へと曖昧に処理してしまいがちになりますが、これはあまり良い結果にならないことが多いです。読者ももちろんですが、作業者である自分自身が迷ってしまうからです。

そんなときに大事になるのは、まず要素を大きなくくりで捉えて、まとめてしまうことです。この時、あまり細かく細分化しないほうがよいと思います。

具体的には、

  • 見出し(大)
  • 本文(中)
  • キャプションや注釈(小)

の3階層です。
はじめからこれ以上細かく分けてしまうと、ついつい意味に引っ張られすぎてレイアウトが曖昧になってしまうことがあります。なので、私はだいたいいつも、この3階層に分類することからはじめています。

この時点で、仮の書式(文字サイズや書体など)をあてておくとなお良いと思います。

そしておおまかな構造(意味構造&レイアウト構造)にアタリをつけたら、細分化して、深い階層を作っていきます。大見出しとか、文中見出しとか、小本文(コラムなど)だとか…。

こうすることで、なにより自分自身が迷いにくくなりますから、結果迷いのない構成になりやすいですし、第一、作業がスムーズにいきます。早く帰れて、翌日の作業も快調かもしれません(良く言い過ぎでしょうか…)。

作業者である自分自身をうまくコントロールするためにも、まず自分が迷わない作業工程を踏むことは大事かもしれません。