「文章量」 #レイアウトのスキマ

Yutaka SEKIGUCHI
LayoutSampleBook-MdN
2 min readApr 21, 2017

レイアウトをしようと原稿を開いた時、「うげっ、多すぎ。これムリでしょ」と思ったことは、デザイナーなら誰しも身に覚えがあると思います。

そんなとき、一番良いのは文章のボリュームと構成について編集者や著者、担当部署の方などに相談することですが、どうしても、というケースもままあります。

ですが、「絶対ムリだよ・・・」と思っていたにも関わらず、意外と収まってしまうことも。入りませんと言っていたのが恥ずかしくなる瞬間です。私の経験では、編集者にさんざんゴネたA4用紙まるまる2枚分の原稿が、結局A4一枚に収まってしまったこともあります。

こういうときどうしたらいいのか、というのは実はあまり正解はなく、経験によるものでしかないのがツラいところなのですが…。

ベテランのデザイナーであれば、文字数やテキストの出力紙を見ただけでその判断がつき、その場で相談できることもありますが、経験が浅いとなかなかそうもいきません。そんなときのために、とりあえずざっとテキストを置いた際の面積イメージをシミュレーションしておくとよいかもしれません。

たとえば12級17歯など、任意の指定でA4用紙にざっくりのマージンをとった状態でどれくらい入るのか。その半分の量ならどんな面積比になるか。空いた時間に、ちょっと試しておくといいでしょう。文字数とざっくりの面積比を確かめてみると、意外と目で見たものは頭に残って、いざというときその場で返答ができます。これはウェブなど、どんな媒体でも同じです。一度視覚で覚えたものは、意外と感覚として残るものです。

と言っても、実際はなかなか難しいのですが…。
試してみてくださいね。

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