「最大のリスクは、たくさんの人々があなたを説得して夢を諦めさせようとする事だ」と語ったNPO起業家は、3500もの図書館をつくった
参照: 仕事・キャリア
好きなことを仕事にしよう、をテーマにした本連載。
今回は、それを叶えるために必要な姿勢を伝説の社会起業家の例をもとに、紹介していきます。
その起業家とは、『マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった』に登場するジョン・ウッドさん。
マイクロソフトのマーケティング・ディレクターとして働いた後、起業してNPO法人をつくった方です。
社会起業家ジョンは途上国に図書館を作ろうと計画を立てる
ジョン・ウッド氏は、ある事をきっかけに途上国に図書館をつくると志しました。
そして、途上国の教育機会を支援する組織「ルーム・トゥ・リード(Room to Read)」のCEOになり、学校を287校、図書館は3540カ所も建設しました。
届けた本は140万冊を超えています。
そんなジョン・ウッド氏から学ぶべき姿勢を紹介します。
「お金をください」と言おう
まず、大事なのが活動資金の捻出。その際、正直に「お金をください」と声にすることが重要なんです。
一般的に、お金の話をしたがる人はいません。しかし、資金調達は、組織を運営していく上で欠かせない要素です。
ウッド氏は資金調達について以下のように語っています。
経験の少ない慈善活動が見過ごしがちなスキルのうち最も重要な一つは、自分たちのビジネスやビジネスモデルやプログラムを、寄付してくれそうな人に売り込む能力だ。
NPOの世界では大半の人が、「お金を下さい」という事を嫌う。でも、この壁を速く乗り越えないと、その組織は苦しむ事になる。
さらに、図太さも必要と指摘しています。
さらに重要なのは、相手の「ノー」を答えと思わず、何度でも可能性を追い求める精神がDNAに組み込まれている事だ。
例えば、ボクは断られたらこんな風に言う。「ダメですか?今はダメという意味ですよね?
お金に卑しさを感じてはいけないんですね。罪悪感は必要ありません。自分を許容してあげることが大事なんです。
勇気をもらえる社会起業家の名言
さらに、やりたいことに挑戦する人間として必要な心構えも語っています。
ゆっくりと着実に進む事が本当に重要なときもある。でも、よりよい世界をつくるためにやるべき事があるときは、障害を気にしてばかりいてもいけない。
許可を求める必要もない。とにかく飛び込むのだ。否定的な意見にやる気を奪われる前に。
考えずに飛び込め
人生に代償はつきものだ。僕くらい自分の仕事を楽しんでいる人は、世界に数えるほどしかいないだろう。
考える事に時間をかけすぎず、飛び込んでみること。
1人で考える時間は短くしろ
最大のリスクは、たくさんの人々があなたを説得して夢を諦めさせようとする事だ。世の中には、うまくいかない理由を挙げる事が大好きな人が多すぎて、「応援しているよ」と励ましてくれる人が少なすぎる。
1人で考える時間が長いほど、否定的な力に引き寄せられて取り込まれやすくなる。
やりたいことで食っていくためには、ポジティブな言葉を発する人と付き合いましょう。
この世には、夢を持っている人を否定するドリームキラーが多いです。そういう人とは付き合わないように。
言葉は現象を引き寄せます。気をつけましょう。(引き寄せの法則ですね)
少しでもいいので行動を始めよう
紹介したように、社会起業家の成功例を見ると、モチベーションが上がり、やる気も出ます。
この言葉に勇気づけられたのなら、今すぐ行動しましょう。この熱気は明日になると、冷めているはずです。
小さな行動でいいので、いま動いてください。そうやって積み重ねていけば、やりたいことで食っていけるようになります。
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※この記事は、ブログ「らふらく」の過去記事を編集したものです。