ぼくらは本屋を発明できる道具を作った

CHIKURA Shinsaku
Sep 3, 2018 · 3 min read

2018年9月3日、リブライズ6歳の誕生日に、リブライズ ブックストアβ版をリリースした。リリース詳細はこちらにある。「本屋さんごっこ」と謳ってはいるが、日本で流通しているほとんどの本を扱うことができ、決済システムも組み込まれている。売れ残りリスクを減らすために、オンラインで買った本を場所に持ち込むというスタイルを採ったが、もちろん本を仕入れることもできるので「低リスクで誰でも本屋さんを始められるサービス」としての最小限の形は整えられたと思う。

実のところ、技術的に一番大きなポイントは、日本で流通しているほとんどの本を売れるシステムが自由に使えるようになった、ということである。Amazonが提供しているAPIは、あくまでもアフィリエイトのためのものだし、書籍を購入するためのAPIを持っているところと契約をするには、多くの手続きが必要である。リブライズ ブックストアにはそういった制約はほとんどない。今はまだAPIを用意していないが、将来的には提供を予定している。思想として、オープンなプラットフォームを目指していく。

もともとリブライズは、「誰でも図書館が作れるサービス」を標榜して始まった。簡単な操作と、PCとバーコードリーダーを組み合わせて動作するという意外性も受けて、リリースから6年経った現在、およそ1,700ヵ所で使われている。使われている場所は、コワーキングスペース・会社のオフィス・マンション内ライブラリー・海外の日本語コミュニティ・公立小中学校など多様で、規模も、数十冊から数万冊に至るまで幅広い。

ぼくたちのスタンスは、「リブライズを使って、本のある場所を自由に作り上げて欲しい」である。本を使ったサービスはかくあるべしと言う宣言をするのではなく、利用される方が思うように場所を作り上げる手助けをすることが最も重要だ。リブライズはあくまでも「道具」である。サービス利用者の幅広さも、「道具」に徹することで得られているのではないかと自負している。

今回の、「本屋さんごっこ」についても同様である。

本屋を運営するための一通りの形は作った。しかしそれは、あくまでもスタート地点である。扱える本が多い・決済ができるといった個別の機能はあるが、あくまでもそれは「道具」に過ぎない。その道具を使って、これから生まれてくるはずの新しい「本屋」をサポートしていくこと。それがリブライズの役目である。それは「本屋」とは言えない「別の何か」になるかも知れない。でもそれってすごく面白そうで楽しい気がしませんか?

ぼくらの本屋を発明しよう。

今日から、そんなことが始められたらいいなと思っています。

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