書影撮影のコツ

Tsutomu Kawamura
Apr 27 · 4 min read

本の表紙をキレイに撮るのは意外と難しいものです。以下、いくつかの方法について説明します。環境に合わせて試してみてください。

  • iPhoneやAndroidで撮る (かんたん)
  • スキャナで撮る (キレイ)
  • Open Book Cameraを使う (大量に本があるなら)
  • デジカメで撮る (タイヘン…)

一番お手軽な方法です。そして、コストの割にキレイに撮れます。ただ、自分自身が影になったり、斜めになったりと不自由した経験はないでしょうか? オススメは、「斜めから撮る」方法です。

  • 真上から撮る → 撮影者の影が写ってしまう
  • 斜めから撮る → 影は入らないが、台形補正が必要

標準のカメラAppで、台形補正が搭載されている機種も多いです。Google DriveやDropboxなど、ドキュメントスキャン機能(台形補正と、自動切り取り)に対応しているAppも複数あります。

参考: Google Driveのドキュメントスキャン機能。左のように撮ると、右のように自動トリミングされます。
  • 十分に明るい環境で
  • 照明の影にならないよう
  • 斜め45度程度

というあたりを気をつければ、キレイな書影が比較的簡単に撮れます。撮影後に、切り抜くのは手間なので、なるべく撮影時にAppで処理します。

クラウドに同期して、改めてPC側からリブライズに複数ファイルをまとめてアップロードするのが確実です。その意味でも、Google DriveやDropboxのドキュメントスキャン機能が簡便かもしれません。

誰でも確実にキレイに撮れる方法が、スキャナです。

PCとUSBケーブルで接続するフラットヘッドスキャナを使います。表紙に特殊加工や凸凹がある場合、CID方式ではキレイに撮れないので、注意が必要になります。CCD方式が理想ですが、残念ながら安価に1~数万円で買えるものはCIDがほとんどです。旧式でも良いので、CCDタイプがあれば引っ張り出してきましょう。

いずれの方式でも、次のようなメリットがあります。

  • 光の反射、ムラが発生しない
  • ガラスで押さえつけるので、表紙が浮かんで歪まない。
  • 高画質

株式会社カーリルが開発した、本の撮影に特化した撮影システムです。背表紙、裏表紙も同時に撮影できるのが特徴です。

設計図が公開されていますので、誰でも自分で作ることができます。完成機も販売されています。大量に書影の撮影が必要な場合は、有力な選択肢です。詳しくは、製品サイトへ。

一眼レフなど、高機能なカメラを持っている場合、それを使うこともできます。ただ、固定のためのスタンドや、照明が別途必要になるので、割と茨の道です。資料性が高く、記録にクオリティが求められる場合は、必要になるでしょう。以下、リブライズで使用している機材の一例です。

  • ミラーレス一眼 (SONY α ほか)
  • 撮影スタンド (HAKUBA DSS-01 ほか)
  • 延長アーム
  • LEDパネル照明 4灯以上
  • カラーチャートシート
  • 無反射ガラス
  • リモートレリーズ (シャッター)
照明が4つ以上あると、ムラをある程度低減できます。
カラーチャートを横において撮影すると、後からの色校正が楽です。
表面の反射が強い場合は「無反射ガラス」を乗せると、いくらか低減されます。

撮影のポイントは、カメラの水平を完全にしておくこと、リモートレリーズを使う(本体シャッターを使うと徐々にずれる)、照明は横からあてる、などなど。反射と光のムラを消すことが課題になります。


リブライズでは、蔵書登録の代行と合わせて、書影撮影の代行も行っています。大型本や凹凸のある本など、一般的なスキャナで対応できないものも対応しています。お気軽に問い合わせください。

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リブライズは、バーコードリーダーとFacebookアカウントだけで、みんなが集まる場所にある本棚を図書館にできるサービスです。 https://librize.com/ 中の人: @chshii @cognitom

Tsutomu Kawamura

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リブライズの工場担当。下北沢オープンソースCafeのマスター。本当はプログラマーらしいです。

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