店頭での書籍注文受付

Tsutomu Kawamura
Librize
Published in
5 min readAug 22, 2018

リブライズの「ブックストア」は、基本的には利用者一人ひとりがオンラインで事前決済するので、レジを通さずに済んで楽です。一方、オンラインではなく店頭で注文したい、というケースもあります。

  • 学生さんでクレジットカードが使えない
  • 現金で決済したい (ご年配の方に多いようです)

こういった場合も、リブライズのブックストアは利用可能ですので、本稿では、その方法についてまとめます。

準備

  1. ブックストアに申し込む (まだの場合)
  2. ブックスポットカードを用意する (任意)
  3. ブックスポット決済の設定をする (任意)

店舗などに置かれた共有端末の場合、個人のFacebookアカウントは運用がやりにくいです。有料ですがブックスポットカードを手に入れておくと、リブライズへのログインが楽です。※1

また、店頭注文の際に、個人のクレジットカードを使ってしまうと後で混乱しがちです。「ブックスポット決済」に、あらかじめ特定のクレジットカードを設定しておきましょう。※2

お客さんと一緒に本を選ぶ

  • ケース1: 「(本棚にある)これと同じ本をください」
    → 貸出同様にバーコードリーダでその本をスキャンします。
  • ケース2: 「〇〇というタイトル/著者の本をください」
    → ブックストアページで取次在庫を検索
  • ケース3: 「〇〇に関する本をさがしているんだけど…」
    → 同様に取次在庫を検索、あるいはGoogleへ

ブックスポット決済で購入

見つかった書籍のページで「購入する」をクリックすると、この画面が表示されます。支払方法を選びましょう。(個人での購入と基本的には同じです)

税込金額(=定価)を確認して、「購入する」をクリック

注文時会計にする場合 (推奨)

なるべく注文時にお金を受け取ってください。入荷予定の日付も先ほどのダイアログに表示されています。

「お買い上げ、ありがとうございます、8/29の水曜日午後に入荷される予定です。夕方以降に立ち寄っていただければ確実です」

みたいな、流れになるでしょうか。

受け渡しと同時に会計する場合 (非推奨)

返本には対応していないため、以下のようなケースで、注文時会計していないと、ブックスポット側の「持ち出し」になります。要注意!

  • お客さんが、なかなか受け取りに来れない🙄
  • 注文だけして音信不通になってしまった 😢

とはいえ、電話で頼まれたり、などいろいろな事情でそうもいかないことはあると思います。その際、基本的には書籍代を受け取ってもらうだけなのですが、ちょっとした落とし穴が… 😱

税抜き金額に気をつけて!

次の写真を見てください。取次から届いた本と、スリップの写真です。

  • : 書籍の裏の定価の欄に「本体933円」
  • 中央: 小さいほう紙に「定価980円 (5%税込)」
  • : 大きいほうの紙に「本体価格933円」

上記のどの金額をもらえば良いのでしょうか? 実は「933 × 1.08 = 1,008 (円)」が正解です。まさかの正解無し! 消費税分を考慮する必要があります。また、数年前の本だと消費税5%の頃のものが、まだまだ残っており、さらに事態をややこしくしています。うっかり、980円で会計してしまうと、3%をもらい損ねます。ということで、要チェック。

定価(税込)を計算する/確認する

電卓でも良いのですが、毎回は面倒です。レジが導入されている、あるいはSquareなどのレジアプリを使っている場合、税額計算の機能は必ずついています。それらを活用するのも手です。

例として、こちらはSquareの画面 — 3500と入力すると、3780が計算されています

また、ブックスポットの管理画面から「ご請求履歴」にアクセスすることでも、税込の定価を確認できます。

税込金額は、ブックストアのご請求履歴でも確認できます。

まとめ

税込金額の扱いなど、注意点はあるものの、店頭での注文もOKにすると、お客さんやご近所さんとの接点がひとつ増えます。来店機会にもつながるので、ぜひ挑戦してみてください。

店頭注文で、まずは体験してもらうのが、大事かと思います。受け渡しの際、オンライン購入の方法についてもお知らせするとGood!

メモ

※1: 個人のリブライズアカウントで、代理購入すると、自分の購入履歴が荒れてしまう、というか分かりにくくなってしまいます。その点でも、ブックスポットカードであれば、別アカウントにできます。

※2: 契約しているプランによっては、請求書払いも可能です。

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Tsutomu Kawamura
Librize

A programmer. A product designer at Librize. I opened OpenSource Cafe in Shimokitazawa (Tokyo) in 2011. Now building the second place in Shiratori (Chiba).