Mindscape:心の旅
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2 min readOct 14, 2018
安いルートや絶景、パワースポットを紹介する本は数多ある。その一方で、旅から何を学べるのか?それを日常や仕事にどう活かすのか?が語られることは少ない。
また、どこかへ旅をしようにも、若い頃にはお金がない。働いてからは時間がない。年老いてからは気力がない。
何かチャレンジングな道が見えていても、踏み出さずに済む言い訳が山ほどできるこの世の中。
風は天からいつも吹いている。偶然ではない出逢いと別れを導く風が暴流の如く吹き荒れている。だから、あとは風向きに合わせ、帆を張るだけだ。
なのに、ここぞというときの瞬発力がないがために、
その流れに「同調(syncing)」できない。
大いなる流れに息を合わせ物理的に移動距離があがると、心の移動距離や振れ幅も増幅する。今まで感じられなかったことを感じたり、枠(囚)の中で感じている限界をあったり踏み超えたりと、いつのまにか心の受け皿が広がっている。
旅というプロセスを通して生まれる求感性の幅、心の動きにこそ価値がある。それが人生の質を高め、豊かさを決める。
最後の秘境は、心の移動にこそある。
心のままの旅には寄り道や萃点も多く計画通りにいかないが、その方がかえって、豊かに考え、豊かに存在し、ゆたかに生き、ゆたかに自分自身であることができる。