Loom Network SDKアルファ版登場!

ー5つのDAppチェーンとSDKのロードマップー

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本記事は、Loom Network SDK Alpha Release — First 5 DAppChains Announced + SDK Roadmap(Matthew Campbell) の翻訳です。万一誤訳などありましたらPrivate Note機能でお知らせ下さい。

3月中旬、100%Loom NetworkのDAppチェーン上で動く初のDApp・DelegateCallのローンチを以て、Loom Networkは正式に稼働し始めた

これはイーサリアム・コミュニティにとって大きなニュースであった。イーサリアムが裏にあるサイドチェーン上で動くスケーラブルで高パフォーマンスなDAppの初の例の1つであるため、Vitalikからも注目された[1][2](我々は現在、PlasmaをLoom DAppChainsへ組み入れる可能性について、Plasmaチームと超初期段階での話し合い中だ)。

我々はLoom SDKをテストするため開発者向けベータ版の申し込みを発表したが、驚くほどの反応があった。現在のインフラではスケーリングの制限のため不可能だったとても面白いDAppsに取り組んでいる開発者たちから、非常に多くの申し込みを受け取ったのだ。

今日これら開発者がLoom SDKのアルファ版へ最初のアクセスをし、Loom Network上での構築を開始できるようにする。

申し込みをした開発者へのアップデート情報

申し込みをして私たちからまだ連絡がない方々、安心してほしい。今ベータ版を公開しようとしているところだ。

現在、Loomには5つの内部プロジェクトがあり(詳細は下記参照)、また4つの外部関係者がベータ版に参加することも許可している。

今後2週間はゲームソーシャルアプリに注力したプロジェクトへの公開にまずフォーカスし、その後徐々により多くのチームへと公開していく予定だ。

タイムライン

  • 4月: バージョン0.5、Golang SDKへユーザーをさらに追加
  • 5月: バージョン0.8、Solidityのサポート、ベータ版をさらに多くの人々へ公開
  • 6月: バージョン1.0 パブリックなベータ版。全開発者へSDKを公開。

開発者のコスト

継続的な料金はなく、開発者は使用するメンバークラスをカバーするだけのLoomトークンを所有するだけでよい。 一度購入すれば、ずっと使用できる。

以下の記事に、Loomトークンが開発者にとってどのように機能するか詳しい説明がある:

内部プロジェクト

1. CryptoZombies.io —インラクティブSolidityコードスクール

15万人以上のユーザーを抱えるあの有名なCryptoZombiesコードスクールは、DAppChain上に移行しているところだ。CryptoZombiesがブロックチェーン界で最大のサイドチェーンの1つとなることに、我々は非常にエキサイトしている。

2. The Adventures of EtherBoy in Blockchain World

横スクロールアクションゲームで、DAppchainに状態を保存する。 アイテム、成果、そして他の報酬をDAppchainからイーサリアムのメインネットに送ることができる。

3. DelegateCall.com

紹介は必要ないだろうが、初のブロックチェーン上Q&Aサイトだ。どのようにDelegateCallがDAppチェーンを使っているかさらに読んでみよう[1][2]。

DelegateCallは、DAppチェーン初の実験サイトであった。これまで18,000ブロック以上を処理し、今もパワフルに稼働している。

今後数週間にわたりさらなる改善を続けていくので、アップデートをお楽しみに。

4. CryptoZombies Battlegrounds

デッキ購入可能なHearthstoneスタイルのカードコレクションゲーム。 ブロックチェーン上のPvPゲームは楽しいに違いない。

カードは確実にレアであり、ブロックチェーン上で非代替トークン(NFT)として自由に取引できる。これを構築中の面白いチャレンジがたくさんあるので、今後のブログ記事で投稿予定だ。

5. CryptoZombies Rancher

ポケモンスタイルのバトルゲーム。ゾンビを育てたり、クローンしたり、他のプレイヤーを倒すパワーを与えるよう変異させたりすることができる。 全バトルがDAppチェーン上であることや、イーサリアムとのクロスチェーントランスファーなど、エキサイティングなプロジェクトだ。

Loom SDKの機能

今後数カ月間SDKについて徐々に詳細やドキュメンテーションを公開する予定だが、大まかな概要は以下のようになる:

ブロックチェーン機能

  • トークン — ERC 20。互換性あり。
  • トークン — ERC721。互換性なし(CryptoKittiesのように)。
  • PBFT(Practical Byzantine Fault Tolerance)
  • DPoS(Delegated Proof of Stake)
  • トランザクションデータストア
  • Protocol Buffersサポート
  • フレームワークのマイグレーション
  • ハードフォーク・マネージャー
  • Golangスマート・コントラクトのサポート (Solidityはもうすぐ登場するので以下を参照のこと)
  • UnityクライアントSDK (.NET)
  • JavascriptクライアントSDK
  • ブロックチェーン間のコミュニケーション、以下を参照

クロスブロックチェーン機能

  • イーサリアムへ接続可能
  • チェーン間のコインのコピーや移転
  • ERC721のようなトークン資産をDAppチェーンにミラーリング可能
  • ペッグ(今後のバージョンにて)

ゲーム機能

  • マッチメイキング
  • オンラインプレゼンス(詳細は今後のリリースにて)

まとめ

Loom SDK Betaから全進捗について、取り急ぎアップデートをお知らせした。 Loomでは、5つの内部プロジェクト全てのDAppチェーンをサンプリングしてきたが、これでSDKでサポートされるアプリケーションのタイプがよくわかるはずだ。

今後のブログ記事にて各部の技術的詳細を取り上げていこう。どうぞお楽しみに!!

Loom Network は、イーサリアムのハイスケーラブルなDPoSサイドチェーン構築のためのプラットフォームで、大規模ゲームやソーシャルアプリにフォーカスしています。

さらなる情報は こちらから.

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