出産に立ち会う人達向け、準備しておくと良い物リスト

Daisuke Maki
makisanch
Published in
7 min readAug 17, 2017

--

今回3人目の子供の出産の立ち会いに行ってきた。立ち会い自体も3回目なので、病院に着いてから何をするのか、前持って買っておく物、そういったことも全部分かっていたから、今回の立ち会い出産は本当に楽でした。

そんなおり、これから初めての立ち会いに赴く人達はこの辺りを知らないだろうし、出産する側の目線からの「準備しておくものリスト」はあちこちにあがっている気がすけど、立ち会う側で準備しておく物リストはあまり見ない気がするなー、と思い、移動中とかの合間を見てこのエントリを書いてみました。

なお、ここで書くのはあくまで、筆者の経験から独断と偏見で、「立ち会いをする側」が用意しておくと良いものであって、着替えだとかそういう出産する側の事に関しては特に触れない。

購入しておくといいもの

ペットボトル用のストロー

人によって出産時にはいろいろな体勢をとらされますが、基本的にはなんらかの形で横たわっています。この時水分補給したくても、横になったままペットボトルから飲むのは辛い。そんなときにこのストローです。

枕元にペットボトルを差し出すだけで水分補給ができる。なお上記リンクはうちが買った商品ではないです。うちが使ったのは西友かどこかで適当に買ってきたヤツです。

注意点は稀にうまく溝にはめこめないペットボトルがあること。例えばポカリスエットはOKでも、一部の水のペットボトルはダメということが実際にあった。なので、先に確認しておきましょう。

スポーツドリンク

後述の売店の営業時間と関連しますが、病院に行く前に用意しておくべきなのはまずこの手の水分です。病院についたのが夜中で売店で買えない、は辛いし、いざ必要な時に自販機に行く隙があるとは限らない。

一本冷蔵庫に入れておいて、病院に向かう時に鞄に突っ込んでいくと良いだろう。食べ物は我慢できるが、出産中にのどが渇くのはきつい(妻・談)らしい。

スポーツタオル

出産は過酷な肉体労働なので、すごい汗をかきます。相手がすでに用意してるかもしれないけど、とにかくタオルがあったほうがいいです。ちゃんと準備しておきましょう。

調べておくといいもの

売店の開店時間

病院によってはその周りにコンビニがないことがあります。その場合頼れるのは院内の売店だけです。しかしコンビニ並みの開店時間だとは限らないので、必ず開店・閉店時間を確認しておきましょう。

ちなみに我が家が3回お世話になった病院の売店は午前7時からだったので、長男の時に夜中12時頃から病院にいた時は夜中にちょっとした物が買えなくて辛かった。

出産中に食べられそうな非常食

我が家では一番長かったお産でも8時間くらいで済んだのでそこまで問題は無かったのだけど、やはり数時間痛みと戦っていると妻のほうが目に見えて憔悴していって、明らかにエネルギー補給が必要な感じでした。

そんな痛いときに物が食えるかというと実際相当怪しいけれども、一応前持って相談くらいはしておくべきでしょう。うちでは2回目の時に一応鞄の中に薄皮あんパンを忍ばせていた。

その時は多少は食べられたが、まぁ気休め程度でした。しかし時間がかかる場合も考えて一応話しあっておくといいと思います。

なお、3人目は猛スピード(陣痛開始から正味4時間)で出産してしまったのでこの心配をする必要はなかったのでした。

登録しておくといいもの

タクシーサービス

最近は妊婦タクシーだなんだあるので、皆さんそういうのに登録してるとは思うけれども、ここでお勧めしておきたいのは、(1) 複数のサービスに登録しておくこと、と (2) クレジットカード等を前持って登録しておき、支払いを省略できるサービスを探す、ということです。

まず(1)について。いざ陣痛が始まる、というタイミングは千差万別なのだけど、やはり確率的に真夜中に始まる可能性が高いと思う。これが夜中12時とかならその辺にタクシーもいるので来てくれるけれども、早朝3時4時から午前8時9時くらいの通勤時間までの間はものの見事にタクシーがいない。

よって、場合によっては呼んでもなかなか来ない事を想定しなければならない。このとき、やはり確率をあげるために複数のサービスからタクシーを呼べるようにしておくと良いと思う。

なお、まわしものではないのだが、今回は「全国タクシー」アプリが最強だと感じた。

強いと思ったのは、いくばくか余計にお金を払って優先的に配車してもらう機能である。いままで子供らの移動のためにタクシーを使おうと思ったのに「配車可能な車がない」という答えを何回もらったのか覚えてないくらいなのだが、そういうときに「金を払えというのなら払うから、頼むから来てくれ!」といつも思ってた。

このサービスがあるだけで相当安心である。ちなみに今回3人目の時は妻が先に入院していて、家で待機していた自分に連絡が入ったのが午前4時くらいだった。この時間では最初全然捕まらなかったので、このサービスを使って配車してもらった。

話を戻すと、全国タクシーはすごいのだが、一応バックアップのためにこの地域で使えるタクシー会社のアプリであったり電話番号であったりは3つ4つほど別途用意してました。とにかく病院につくのが重要なので、バックアップを準備しておきましょう。

(2)については、真夜中で焦ってる時にお金を数えるとかカードを用意するとか、できないわけではないが、これがないだけですごく楽になるので、是非「全国タクシー」アプリでネット決済をできるように登録しておくのをお勧めします。これは気持ちの問題だけなので、好みだとは思いますが…。

「あれ、すくない?」と思いました?

や、実際あんまりないのですよ。だって出産するの相手だから、こちらはもう一緒にいてあげることしかできない。だからせめてのバックアップのために先に用意しておけるものはしておこう、というくらいなんですね。

とにかく出産は寝た状態で行う、休みの取れない激しいスポーツ、というイメージでいればおのずと他に必要そうなものも思い浮かぶでしょう。うちではこの程度で充分でした。あとはとにかくあたふたしないようにイメージトレーニングしておくくらいかな…

これから立ち会い出産に臨む皆様に幸あれ。

最後に、ひとつだけ言っておく事があります。分娩中に相手が辛そうにしてて、手を握ってあげたい、そう思う事はあるかと思います。しかし、間違っても自分の指を握らせてはいけません。骨が砕けるかと思うくらいのパワーで握ってくる事があるので、つかませるなら手首とかにしましょう。おじさんからのアドバイスです。本当にヤバいから気をつけて。

--

--

Daisuke Maki
makisanch

Go/perl hacker; author of peco; works @ Mercari; ex-mastermind of builderscon; Proud father of three boys;