怒髪衝天、ほどではないけど

ます
MATH-Room
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3 min readApr 20, 2018

唐突ですが、非常に落胆しました(大学生的な楽単ではありません)。多少の怒りも感じます。まさか、こんなことになるとは。

ハリルホジッチ監督(もう元監督、になってしまいましたが)の解任のことです。一瞬でも、何が起きたか心配された方、申し訳ありません。ただのサッカーファンの愚痴です。これを読んでおけば、ワールドカップを目前に控えて、サッカー通ぶることができるかも。

さて、あまり知らない人もいると思うので、軽く整理を。

①ハリルの目指していたサッカー

攻守(特に守備)で激しさを求める「デュエル」と、素早く攻撃につなげる「縦に速い攻め」の2つが、ハリルジャパンでのキーワードでした。
簡単にいうと、しっかり守り、相手のスキをついて1点をもぎ取ろう、という戦略です。

②ワールドカップ予選とその後の試合

ワールドカップのアジア最終予選では、初戦でまさかの敗北に始まり、その後も格下の相手に辛勝など、危うい面は多々あったものの、きっちりと本大会出場を勝ち取ってくれました。
しかしながら、ワールドカップ出場決定後、国内組で臨んだE-1選手権や、ヨーロッパに出向いて行った親善試合では、あまり結果が伴いませんでした。

③解任の理由(とされているもの)

ニュースで見たものが多いので、間違った情報も混ざっていると思いますが、ご了承ください。
正式に発表されたのは、「コミュニケーション不足」です。特に、選手たちからの信頼が薄れてしまった、というのが主な理由だそうです。
確かに、試合後のインタビューなどで、戦術に対して、不満があることを匂わせていた選手もいました。

ここから、僕が問題に思っていることを述べます。
まず、個人の力では強豪国に勝てないので、攻撃でも守備でも、数的優位を作ろう、というのが、今まで(ハリル以前)の方針でした。そのためにフォーメーションを模索したり、パスをつないで攻めようとしていたわけです。
つまり、1対1の強さを求める「デュエル」、フィニッシュの局面で個人のスキルが必要になる「縦に速い攻め」、この2つは、日本が苦手としていて、避けてきたものなのです。
けれど、将来的にサッカー強豪国の仲間入りを果たしたいのであれば、当然、「デュエル」くらいできないといけません(なんか、デュエル、っていうと、遊戯王が浮かんでしまう…どうでもいいですが)。また、日本のパスサッカーは、パスをつなぐことが目的化してしまう(本来の目的は点を決めること)場面が多かったので、ゴールを目指す意識を植え付けようと、「縦に速い攻め」を掲げたんです。

将来のために絶対に必要なことを、自分が悪者になってでも進めてくれていたのがハリルでした。それなのに、自分たちのやりたいサッカーができない、などという不満を抱いた選手側の意見が通ってしまった、という決着に見えます。そんな日本代表は応援したくなくなるので、他の理由であったことを、切に願います。

いつもより頭を使ってないからか、いくらでも書けそうですが、今日はこのくらいにしておきましょう。次回に続く(かも)。

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ます
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日頃考えていることを適当に書いていきます。少しでも、何か考えるきっかけにしてもらえれば幸いです。