「ウェブコンテンツの寿命短すぎ問題」はどうしたら解消できるか
ciotan.blogの人、そしてCINRAの広報である塩谷舞さん(しおたん)のツイートより。ウェブコンテンツの寿命の短さはどうすれば解消できるのか。
僕も仕事でコンテンツをつくっている側として、常々感じていることだった。ソーシャルネットやニュースアプリに流れて、そこで目に止まれば一定のページビューを得られるけれど、あとは粛々と見られなくなっていってしまう。
塩谷さんは「蘇るきっかけをつくりたい」と言っていて、僕もそれは大賛成だ。僕がかかわっているライフハッカーというメディアは、今日だけでなく、明日読んでも、来月読んでも、それこそ何年後先に読んでもいい記事がある。僕らには「消費される情報でなく、投資になる記事を」という旗印があって、意識していることでもある。つまり、ライフハッカーの記事は「蘇りやすい」といえる。
実は、こっそりと「ライフハッカーベストヒッツ」というタイトルで過去のヒット記事に手を入れて再掲することがあるのだけど、一度ヒットした記事は、勢いは異なれど、もう一度かなりの確率でヒットする。
だから少々の実感を持って、「ネットでも良い文章(記事)はちゃんと蘇る」と僕は思う。再掲はライフハッカーなりの蘇らせ方だけれど、もっとメディアを横断して、本当に価値あるコンテンツだけを蓄積していければ、とても良いメディア……というか、ライブラリになるのになとも考えている。
その蓄積を研究して分析すれば、新しい法則や作戦もきっと見えてくる。特に「記事広告」においては、まだまだ、それが足りない。その試みは、縮小再生産とはならないはずだ。
(長谷川賢人)