宇宙に魅せられた医学生

中村恒星(Kosei Nakamura)
8 min readNov 13, 2018

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なぜ石橋拓真は宇宙なのか?

動画

記事ページ:http://bit.ly/2TceyO3

内容

宇宙飛行士を目指して東京大学理科Ⅲ類に進学し、Bizjapan・宇宙医学スタディツアーを主催する石橋拓真さんを囲み、現役医師からの様々な問いを通じて、石橋さんの宇宙に対する熱い想いをお話し頂きました。

医学部に進学した理由

・宇宙飛行士になりたかったから
・父が宇宙飛行士試験を受けていた
・小学校4年生のとき医学部志望
・なんで宇宙飛行士になりたいのに医学部に進学した?
=宇宙飛行士は常にチームで行動する
=地球から医者を呼ぶことはできない
=チームに1人医者がいるといいよね@宇宙
=宇宙開発のどのフェーズであっても、宇宙に医者が必要
=医者だったらいける!
=不遜ではないか?とかなり悩んだ時期もあった
=浪人時代まで持ち越しの宿題だった
=人が居るところには医者が必要で、働きたい場所は@宇宙
・地上にあるものは全部宇宙に必要になるby水野
・「宇宙」ってただの場所でしかないという「気づき」
=可能性の確信と、悩みからの解放

Q「宇宙医学のフェーズは?by水野」

■フェーズ①:1950年代宇宙開発競争>心身ともに超健康体なテストパイロット>G(重力)の変化が課題>航空医学から宇宙医学へと派生

■フェーズ②:ISS(国際宇宙ステーション:宇宙をどう有効活用するか?というフェーズへ>宇宙で医学をする目的は?人が宇宙で暮らすため&人が地球表面上で健康に暮らすため、例:ストレスマネジメント、無重力環境の影響(骨粗しょう症等)>創薬、例:たんぱく質を顕微鏡で観察するには結晶が良いが、熱対流(重力)が阻害要因
・たんぱくの結晶化は困難by中村

■フェーズ③:宇宙旅行など民間の参入、地球周りは民間、政府機関は外宇宙に行く、ISSは民間に委託、Deep Space Gateway、宇宙は、ここ最近は盛り上がっていると感じる、イーロンマスク、超小型衛星(東京大学ナカスカ先生)によるパラダイムシフト(コスト1/100>100倍作れる>空間分解能に加えて、時間分解能が拡大>ビッグデータ化>衛星通信によるインターネットアクセシビリティ>衛星データがIoTのオプション・農林水産、インフラマネジメント、鉱業、戸籍の調査)

・重力がない環境下で人体の挙動を観察することによって、逆に、重力がある環境下での人体の挙動に関する知見を得られる
・骨の問題、複数出血→プカプカ浮く血玉?の問題@微小重力下
・TED talkに出たカナダの宇宙飛行士、目から涙、ヘルメットで取り除けない
・宇宙に上がるだけでヘルニアが治る?
・積極的に宇宙に行く理由(無重力、逆に過重力は敵、宇宙エレベーター欲しいよね)

Q「どうやって宇宙医学にアプローチしたの?by大谷」

・まずはググるところから始めた
・ニュースレター「宇宙に生きる」に行き当たる

・研究領域紹介・大学の先生の名前・要約などが掲載
・実際にどういう先生が、どういう想いでやっているのか知りたくなった
・ググりまくって、メールでアプローチしまくった(突然ですけど、研究室行っていいですか?)
・地方の医学生のアプローチ方法は?
・参加者の機、社会の機が熟すのを10年・20年スパンで待つ
・JAXA関係のプログラムは知る人ぞ知る
・宇宙という軸があるからこそ、医学が面白くなる
・医療経済、医療政策などのマクロも勉強したい

石橋さんが協力してほしいこと(52:25~)

・宇宙関連のイベントを企画・主催する人・団体が増えてほしい
・宇宙医学スタディツアーの意志を継いでくれる人を募集中

医学生へのメッセージ(1:01:08~)

出演

中村 恒星(Kosei Nakamura)

北海道大学医学部医学科2年。富山大学薬学部卒。医学生チャンネルプロジェクトリーダー。難病患者のQOLを上げるために事業化を検討中。Makers University 4期生。

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出演

水野 正一郎(Shoichiro Mizuno)

医師歴12年のフリーの整形外科専門医・麻酔科標榜医。急性期病院・救命センターで働く中、あまりの忙しさに医師としてどう生きていきたいかキャリアに悩む。一度リセットするため仕事を辞め、嫁と世界一周へ。そして旅にハマる。もらったアダ名は「国境なき意思男」。帰国後フリーの整形外科医として医療現場に復帰し、医師×αを計画中。

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出演

大谷 隼一(Ohya Junichi)

脊椎整形外科・医師。日本赤十字医療センター。株式会社Quotomy CEO。

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株式会社クオトミー

「医療研究を身近な存在とし、医療の未来を作る」をビジョンに、医学知見探求サービス「Quotomy」を提供します。

収録・編集

山崎 奨(Sho Yamazaki)

情報戦略家・動画メディアクリエーター。東京大学法学部卒業・横浜国立大学法曹実務専攻修了・法務博士。

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