想像力に手を加えないように

Ray Yamazaki
2 min readJan 20, 2016

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by Brian Chesky

子どもは豊かな想像力を持っています。遅くまで起きてサンタクロースを待ったり、大統領になるのを夢見たり、物理法則に反するアイデアを思い浮かべたり。それから何かが起きてしまい、大人になるにしたがって想像力に手を加えて自ら制限し始めるのです。

私の場合、それは徐々に始まりました。当時は大人になることの一部に過ぎないと思っていました。どうすればいいのか実現の仕方を想像できなくなると、想像すること自体を止めてしまったのです。まるで私の頭の中に編集者がいて、ひとつひとつの可能性が実現可能か事実確認をしているようでした。その後、RISD(訳者注 Rhode Island School of Design)に通うようになり、そこの教授が決して忘れることのできない言葉をかけてくれました。

想像できるものは創造できる。

想像力を新しいアイデアを掘り出すための巨大な石と思ってみて下さい。削るほどにその新しいアイデアは磨かれて純度が高くなっていきます。でも、あなたが想像力に手を加えようとすれば、小さな石でスタートすることになってしまいます。私は、起業経験のないアントレプレナー(この中には私たちも含みます)たちによって多くの企業が立ち上げられた理由はここにあると思っています。 — もし多くを経験していたら、彼らは起業しようと思わなかったかもしれません。

もちろん手を加えるという行為は重要です。なぜなら、想像力を現実にするロジックを与えてくれるからです。

でも、かつてアルバート・アインシュタインはこうも言ったんですよ。

ロジックはあなたをAからZまでは導いてくれるだろう。でも想像力はあなたをどこにでも導いてくれる。

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