Medium はネットワークなんだから、みんなつながりましょう!

Haruo Nakayama
5 min readJun 27, 2015

「自分たちの取り組みをうまくプロモーションしてくれないんだよね」なんてぼやいてるよりも、そっちのほうがいいでしょ?

Medium についてとっても気になる「メタ」なやりとりを最近よく目にします。おおまかにわけると、そういったやりとりの内容は以下の2つなんです。

  1. Medium ってなんなの? なにかを発表するためのツール、それともネットワーク? じっくりと推敲された長めでよい文章が集まる場。自由に自己表現できる場であり、文章を通じてやりとりをする人々のための場であり......それらすべてを兼ね備えた場なのかもしれません。どうすればここでコミュニティを作ることができるのでしょう?
  2. Medium の役割とは?よくできた編集ツールと すっきりとして集中できるデザインの Web ページは Medium が用意してくれるから、記事の露出・拡散は書き手が自分で取り組んでね、という話なのでしょうか。それとも、読んでくれるファンが少ない書き手のために、Medium もそういった部分でなにか(あるいはあれこれ)協力してくれたほうがいいのでしょうか。

もちろん、この2つははっきりと区別できるわけではありません。私自身、Medium がなんなのか決めかねています。まだまだ Work In Progress、未完成だと思っているからです。裏側を支えるプログラムに限らず、人々が Medium に対していだくイメージもまた、いまだ未完成なのです。

Medium は、わたしたちユーザーがそれをどう使うかによって変化していくでしょう。

私が Medium で一番好きなところは、「必ずしも長文ではないけれど、実によく考えぬかれていて、興味深くもあり、時にはおもわず笑ってしまいそうになるコンテンツと、そこから生まれる人々のやりとり」という側面です。すでに Medium にどっぷりハマっていて、毎朝ネットにつなぐと2番めにチェックするのが Medium になっています(1番はメールです。Medium から毎日届く要約メールを眺め、おもしろそうなタイトルをあれこれクリックしています)。だいたい1日あたり2~3の良記事を読み、その他多くにもざっと目を通しています。最近は、記事から生まれるやりとりも楽しみにしています。 私はいろいろな記事にレスポンスをつけていますが、その注目度(リコメンド数やフォロー数)は、「私自身が書いた」記事よりも高いようです。レスポンスの場合、書き終えたあとは文字通り「指一本触れない」くらい何もしてはいませんが、注目度は高くなるようです。誰かの記事にレスポンスやノートの形でなにかを追記したり、知っていることを共有できたりするのがとても楽しいのです。なんらか貢献できている感じがしますし、「ただのコメント」には収まらない魅力があります。

もちろん、自分が書いた記事がもっと注目されればいいのに、とは思います。とはいえ、ブランドがあるわけでもなく、スタートアップの創業者でもありません。ものおじしてしまうことも少なからずあります(自分が書いた記事をパブリケーションに掲載するようお願いできたこともないくらいなのです)。ですが、いつかはきっとできると思っています。9年ものあいだ母国語でプロとしてブログを書いていたときは、掲載を依頼できていたのですから。今ならきっとできるはずです。あとは、Medium がその一助になってくれれば最高なんですけどね。いずれにせよ、Medium が私の力になってくれるはず、そう感じるようになりました。

この可能性をどう活かすかは私次第。

ひとつだけ気になっているのは、 Medium や企業から給料をもらって書くプロの記事や有名ブランドの記事、そして人気のあるパブリケーションの記事のせいで、私の(現時点と将来の)フォロワーが目にする Medium の配信内容に私の記事が含まれなくなってしまうことです。もちろん、これは Medium に限った話ではないわけですが。

ということで、もう決めました。やってやるわ、ってね。

レコメンドボタン、どんどん押してみましょう。せっかくだからコメントも添えてね。自分が書いたストーリーにコメント付きのリコメンドがつくと、それはもう、飛び上がりたくなるほど嬉しいものですよ。

ノートもどんどんつけてみましょう。同意を示したり、自分の考えを著者に伝えてみてください。(Medium へのお願い:ノートの表示/非表示を一括で切り替えるためのボタンをどうかつけてください。1つずつクリックして中身を確認するのはつらいです)。

会話に参加しましょう。どんどんレスポンスをつけてください。長文短文、どちらも歓迎です。

Medium 上で、友達の輪を広げていきましょう!(Medium へのお願い:ダイレクトメッセージをやりとりできる機能をどうか追加してください。そうすれば 「あなたの文章、とてもいいですね。さっそくフォローしました!」とか、「なにか一緒にしたいですね!」といったやりとりが Medium 上で出来るようになるのです。わざわざ Twitter にいってやりとりするなんておかしな話でしょ?)

気に入ったストーリーはどんどんシェアしましょう。より多くの読者と書き手がつながることになります。どうすればいいかって?簡単です。シェアボタンをクリックして、Twitter や Facebook に投稿すればいいのです。そうすれば、簡単に助け合えるわけです。

さあ、みんなでつながりましょうよ。

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Haruo Nakayama

ex-Medium Japan translator. Trying hard not to get “lost in translation”. 元Medium Japan翻訳担当。