Zelloの不具合が修正されて久しぶりに本領発揮

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4 min readNov 11, 2016

ブログのネタにはしてきませんでしたが、トランシーバーアプリのZelloのiOS版には不具合が出ていました。誰も気づかないのか、同様の症状に悩まされているようなブログも見かけませんでしたが、私は大いに悩みました。

これだけ話題になっていないのであれば、きっと何かしらの設定が原因に違いないと、重い腰を上げて夜な夜な究明に精を出しました。NEXUS5や現役を一時退いていたiPhone6も動員しての徹底した作業でした。

使いにくいと感じていた不具合は2点。

  • リモコン付きヘッドセットの再生ボタンを押すと、PTTキーとしての動作はせずに、音楽が再生されてしまう。
  • Apple WatchでPTT操作をすると、動いたり動かなかったりする。

特に最初の点は、連続して会話をしている最中は問題ないというのがトラップで、少し時間をおいて話そうとすると音楽が再生されてしまうというもの。その場合はiPhoneを取り出してZelloを立ち上げPTTボタンを押す必要がありました。

リモコン付きセッドセットを使うと、iPhoneはポケットにしまったまま、手元のリモコン操作だけで会話ができてとても幸せなのです。これが出来ないだけでZelloは使われなくなってしまうぐらい、重要な機能なのです。それが動作しないなんて。

検証の結果、iPhoneのコントロールパネルの音楽再生をコントロールするパネルにZelloが表示されている間は、期待通りに働いてくれることがわかりました。同時に、最後の操作から5分ほど経過するとパネル表示は純正のミュージックアプリになることも確認できました。

リモコン操作の対象となるアプリは、このパネルに表示されているアプリということになるんですね。ですから、動作としては正しいことになります。問題は、なぜZelloからミュージックアプリに勝手に切り替わってしまうのか、です。

基本的には、自らミュージックアプリを起動しない限りはZelloがパネルに残り続けるはずなのです。Zelloの設定にも、iOSの設定にも、そこの部分に関連する設定は見つけられませんでした。

というわけで、バグレポートを送りました。症状は再現できますから、対処してもらえるかもしれません。問題は英語で書かなくてはならないことでしたが、Google翻訳などを活用して、なんとか通じそうな文章を書くことができました。

Zelloのアプリ内からバグレポートが遅れます。便利ですね。

レポートからおよそ1ヶ月して、バージョン3.30が公開されました。更新履歴に関連するような文言はありませんが、早速アップデートしたところ、ようやく待ち望んでいた動作に戻りました。

このアップデートが出る前日に、実はAppleにもiOSのバグかもしれないとレポートを送っていたんです。Zelloのようにトランシーバー機能を持ったVoxerでも同様の症状が出たものですから、もしかしたらと思いまして。

そちらがどう対応するかはわかりませんが、ともかく、Zelloは以前の使い勝手に戻りました。Apple Watchからの操作も、これは私はレポートしてませんけれど、同時に改善されていて、期待する通りに動いています。素晴らしい。

これだけの機能を持つアプリを無料で使っていて申し訳ないという気にさえなってきます。もしお寺のイベントで、多人数で使う機会があったら、ぜひZelloWorkに課金して、活用しようと思います。

昨日は僧侶の研修会の運営で利用しました。アップデートがこの日に間に合ってよかったというぐらい、活用しました。安定していていいアプリです。そしてバグレポートへの対処も早くてありがたいです。

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正太寺住職。メインブログはhttp://www.mobile-bozu.com/