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minecc, the cryptomarkets
4 min readNov 27, 2017

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171122–171127間の暗号通貨市場時価総額変動

BTCJPYが1MJPY超え(そろそろ$10k?)したお祭り騒ぎの中、本稿では以前にちょろりとお目にかけた時価総額分析の一端を11/22と11/27付けデータを利用して再度紹介します。

データは大きくCoinとTokenの2種類に分類しますが、これはcoinmarketcap.comの分類に基づきます。さらに、本稿では時価総額が当時$10k以上であったものを分析対象とします。

混合ランク

図1はCoinとTokenを混合した時価総額ランクを示しています。青線が11/22時点、赤線か11/27時点のデータ。

図1:11/22および11/27時点での暗号通貨時価総額分布(当時$10K以上)

まず、全体的に5日間で時価総額が同様に増加しており、これに伴い$10kを超える通貨数も600台から700台まで増加。最近起きているBTCの急騰に由来して市場全体が潤っているような気がしますが実際はどうなんでしょうね。皆さん気になるところだと思いますが、このデータからは何とも。

種類別ランクと分析

図2ではCoinとTokenに分けた時価総額ランクを示しています。左枠がCoin系、右枠がToken系。ランクは各種で付け直しています。

(左)図2:11/22および11/27時点での通貨種別時価総額分布、(右)図3:通貨種別時価総額分布相関

5日間での増減がわかりやすくなるように、11/22と11/27の時価総額の相関を図3に示します。対角破線が同額ラインで、青線(Coin)と赤線(Tokens)のいずれも対角線より左上側にあります。これは5日間でほぼ全通貨の時価総額が増加したことを示しています。通貨の流通量も5日間で増えているため一概には言えませんが、暗号通貨市場外からの資金流入を感じます。ちなみに時価総額$1Mを割る規模の通貨増が顕著で、草通貨(?)は景気が良さそうです。

次は各種通貨の「傾き」を図4で見てみます。これは図2に示したプロットの微分を行った結果ですが、対数軸で表示するために絶対値で表示しています。こうして見るとToken系は傾きが小さく、すなわちCoin系と比べて割と評価が均等になっていますね。フィッティングカーブは冪関数で表現でき、Coinがy∝x^(-3.133)、Tokenではy∝x^(-1.95)でした。

図5には各種通貨時価総額の累積を示しています。Coinは強豪揃いなので圧倒的$300b。Tokenはやっと$10b突破した感じ。

(左)図4:通貨種別時価総額の微分(絶対値)、(右)図5:通貨種別時価総額の積分

結言

以前Twitterで行ったアンケートではCoinとTokenで分けた分析に最も興味があるという結果になったので、今回簡単にですが直近5日間での時価総額変動を分析(というほどでもありませんが)してみました。

時間が取れれば特定通貨毎に入り込んだ分析を紹介しますが、果たして人様にお見せできるような形にする時間が年末取れるかどうか…

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