Emi Sugita
Oct 12 · 12 min read

YouTube×Twitter×OBSで1Viewでリアクションが見えるオンライン勉強会を開催した話 / How to create virtual tech meetup

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少し前になりますが、Customer Support Tech Meetup というカスタマーサポートに関わるエンジニア達によるオンライン勉強会を行いました。

その際、ゲームの実況中継などでよく使われている、オープンソースのライブ配信ツール「OBS Studio」を使い、配信動画内にTwitterを流したり、画面上につぶやきやすいようにQRコードを載せたりと、少しだけ工夫をしてみたので、その方法などについてご紹介したいと思います。

概要

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配信構成図

まず、配信時の構成ですが、事前収録をしたセッション動画を用意し、当日は司会者がライブで出演しつつ、各スピーカーにはリモートにてTwitterのハッシュタグを追いかけながら、質問などに反応してもらう形をとっていました。

なお、今回は、司会者がオフィスからの出演だったため、ATEM mini(Black Magic Design)を経由してカメラからの映像入力を行っていましたが、配信用PCに繋いだWEBカメラ/マイクを使用してもいいですし、リモート参加であれば、Zoomなどの映像・音声出力を使用しても良いと思います。

本記事では、もっと気軽にオンライン勉強会を開催していただけるように、オープンソースであるOBSを使用したLIVE配信の事例として、OBSまわりについて説明していきます。また、誰でも配信できる様、ATEM miniの部分をZoomに置き換えて説明したいと思います。

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Zoomで司会が出演するパターン

なお、配信用PCからは、安定性を考慮して、WiFiではなく、LANケーブルでインターネットに繋いでいます。環境にあわせて選んでください。

準備するもの

▼画像・動画素材

  • セッション動画
  • スクリーン装飾用の画像素材
  • 休憩中BGMとスライド

▼アカウント類

  • 配信用YouTubeアカウント
  • 司会接続用Zoom meeting
  • Google Driveのアカウント
    装飾用画像素材をGoogle スライドを使用して作ります。透過画像が作れれば、画像編集用のソフトは何でも構いません。

▼その他、予備知識

  • 動画の解像度とアスペクト比
    PCで観た場合のYouTubeの標準アスペクト比は 16:9だそうです。解像度は、それに合わせる形で選びます。今回は 720p にしようと思います。
    https://support.google.com/youtube/answer/6375112?co=GENIE.Platform%3DDesktop&hl=ja
    OBS Studioの解像度は、スクリーンのキャンパスサイズにも関わるので、予め、「設定」>「映像」から、「基本解像度」「出力解像度」を1280×720に設定しておきます。
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OBS Studioについて

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OBS Studio
  • シーン
    映像の中の各シーンを設定していきます。絵コンテを思い出してみてください。各コマの画面を下記にある様々な「ソース」を使って、シーン別に作っていくようなイメージです。
  • ソース
    動画の中に組み込む、映像、音声、Twitterなどのアプリからの画面キャプチャなどのソースを設定します。なお、ソースは他のシーンでも使用できるため、ソース名の命名方法を工夫しておくと使いやすいかもしれません。
  • 音声ミキサー
    例えば、事前に収録しておいた動画からの音声のボリュームを、他の司会の音声とのバランスをみて上げたり、下げたりするときに使います。

今回は、司会モード、セッションモードなどのシーンをいくつか作り、オペレーターがそれらを順番に切り替えていく形で配信しました。

それでは早速、配信の準備をしていきます。

Step1. セッション動画(事前収録)の作成

1.シーンを追加する
「+」からシーンを新規作成します。

2.カメラ・ソースを追加する
ソースも同様に「+」を押して、「映像キャプチャデバイス」を選択してください。

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ソース・オプション

デバイス・リストの中から、PCに接続しているカメラを選択してください。Mac内蔵のカメラであれば、「FaceTime HD カメラ」です。

3.発表資料用のソースを追加する
「+」から「ウィンドウキャプチャ」を選択して、予め開始しておいたパワポ資料のスライドショーのウィンドウを選んでください。
※パワーポイントの場合、予めスライドショーを開始しておかないと選択できません。

4.レイアウトを調整する
それぞれのソースを選択すると以下のように赤枠を拡大・縮小したり、移動したりして、レイアウトを整えます。

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5.録画データのファイル形式を設定する
画面右下の「設定」を開き、「出力」>「録画」>「録画フォーマット」をmp4にします。

6.収録する
ウィンドウ右下の「録画開始」をクリックすることで録画が開始されます。終了する場合は、「録画終了」をクリックします。
収録データは、メニューの「ファイル」>「録画を表示」からみることができます。

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※録画したファイルを前後をカットしたりする必要がある場合は、別の動画編集ソフトで適宜修正してください。

Step2. 装飾用画像素材の作成

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画像編集ソフトは何でも良いのですが、ここではGoogle スライドを使用する方法をご紹介します。

1.背景を無色に変更する
フレーム画像は、他の発表動画などのソースが入る部分は、透過になっている必要があります。スライドの「背景を変更」>「色」から「透明」を選択します。

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2.フレームを描く
「図形」などを使い、フレームを描いていきます。
事前収録した動画を入れ込むスペースを作る場合は、動画のスクショを貼り付けて、その周りにフレームを描いていくと簡単です。

3.画像を出力する
「ファイル」>「ダウンロード」>「PNG画像」を選択して、透過PNGに保存します。

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Step3.OBSの配信用シーンを設定する

  • 司会プレゼンモード
    司会者が話すシーンです。資料の表示は、動画ソースのもととなるZoom上で行います。Twitterのタイムラインも表示します。
  • セッション配信モード
    事前収録したセッションの動画を配信しながら、Twitterのタイムラインも映し出します。今回は1シーンしか作りませんが、複数セッションある場合は、シーンをコピーしてセッション毎にシーンを作成します。
  • 休憩中モード
    休憩中に表示しておくスライドとBGMで作るシーンです。

1.司会プレゼンモードを作る
a) シーンを「+」から新規作成します。この時、シーンの名前は配信時に操作しやすいように、「司会プレゼンモード」などわかりやすいものにしておくと良いと思います。
b) ソースの「+」から「画像」ソースを作成し、用意しておいたフレーム画像を指定します。スクリーンに合わせて、配置を調整します。別シーンでも使い回せるように、名前を「フレーム画像」等にしておくと良いと思います。

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c) 今度は「ウィンドウ」ソースを作成し、予め起動しておいたTwitterクライアントを指定します。Twitterのウィンドウサイズと、ソースのサイズを調整して、右側のフレームに入るようにします。

ソース同士は重なるように配置されているので、下の矢印で順番を変えることができます。今回はフレーム画像を最前面に出すようにします。

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d) 次にZoom ミーティング用の「ウィンドウ」ソースを追加します。ZoomはTwitter同様に予め起動しておきます。
注意:OBSと同一デスクトップにウィンドウがないと指定できないようです。複数モニターを使用している場合など、ご注意ください。

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2.セッション配信モードのシーンを作る
a) シーンを「+」から新規作成します。
b) 「+」からフレーム用の画像ソースを追加します。この時、新規作成ではなく、「既存を追加」を選び、先程の画像ソースを選んでください。

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c) 先程と同様にTwitter用ウィンドウを作成します。こちらも「既存を追加」で作成します。
d) 「メディアソース」を追加し、予め用意しておいたセッション用の動画を選択します。
※それぞれのソースの体裁は、適宜調整してください。

3.休憩中モードを作る
a) シーンを新規作成し、フレーム画像ソース、Twitterウィンドウソースを上記のように追加します。
b) 用意しておいた休憩中表示用の画像のソースを追加します。
c) 次にBGM用「メディアソース」を追加します。この時「繰り返し」を選択しておくとソースがアクティブの時、繰り返し再生されます。

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これで、事前準備は完了です。
特にOBSの切り替えなど、司会の方も含めて、リハーサルをしておくと安心だと思います。その際、限定公開で実際にYouTubeに配信しても良いですが、OBSの録画機能を使って、後から見れるようにしておくと改善がしやすいかと思います。

いざ、On Air!

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ストリームキーをコピーして、メモしておきます。

2.配信先を設定する(OBS)
「設定」から「配信」を選び、サービス「YouTube/YouTube Gaming」を選択します。先程のYouTubeのストリームキーも入力します。

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3.「配信開始」をクリックすると配信開始されます。
※実際に配信される映像は、OBSとYouTubeの間で遅延があります。

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配信開始すると配信開始ボタンが「配信終了」に切り替わるので、終了する際は、それをクリックします。

最後に

他にも次回に向けた課題は色々ありましたが、最小限で気軽にオンライン勉強会を開催するための方法をご紹介しました。勉強会を開催したい、みなさんの参考になれば幸いです。

最後に、ミクシィグループでは、YouTubeでも雑談トークや技術の話などを公開していますので、是非、ご覧いただければと思います。(チャンネル登録も忘れずにお願いします!(о´∀`о))

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