Mount and Blade の後継、それは Freeman: Guerrilla Warfare

miyaoka
Miyaoka Notes
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6 min readFeb 14, 2018

Prepare to Die! (こんにちは)

みなさんゲリラしてますか。ウォーフェアですか。

自分は Mount and Blade (M&B) というゲームが好きすぎるのですが、続編のM&B2: Bannerlord がリリースされるという発表に歓喜してから既に5年以上が経過しました。(参考→発表当時の興奮した語り

おそらくこのまま、まだ数年は出ないのではないかという諦めを抱いています。

そんな中、2018年の今年になってアーリーアクセスが始まった Freeman: Guerrilla Warfare というゲーム。これが、ぶっちゃけM&Bでした。

M&Bそのものなワールドマップ。うろついてる敵集団の編成を見て、勝てそうなところに喧嘩をふっかけて成り上がっていく

Mount & Blade meets Arma 3!

まずゲームを開始してプレイヤーが放り出されるワールドマップが完全にM&Bを彷彿とさせます。

M&Bを知らない方のために説明すると、このマップ上には街や村が点在していて、それを支配している各勢力が日々領土拡大のために敵対勢力としのぎを削るという、無限に戦闘を楽しめる箱庭世界になっているわけです。

M&Bではここに交易による経済システムや、各勢力ごとに王様と諸侯という封建社会が形作られているのですが、Freemanではまだ開発途上なので今のところ単純に戦うだけです。

このへんもはや、完パクと言っても過言ではないくらい似てます。パクリゲーについてはネットのみなさんもいつも厳しい目をするでしょうし自分もそうなのですが、しかしこのゲームに触れたときにはちょっと違いました。パクリという言葉で片付けるには惜しいのです。では凡百のパクリゲーと何が違うかというと、それはやはり志(kokorozashi) ではないでしょうか???

  • 僕はM&Bが世界最高のゲームであり、オールタイムベストであると思ってます。
  • そしてFreemanの開発者もおそらくそう思っています。
  • しかしM&Bの続編は出ません。

ここから帰結する答えとしては、M&Bの遺志を引き継いで作るということにしかならないのではないかと思います(※注:M&B2は普通にまだ開発が続けられてます。でも、遅いんです…)

そもそも公式の一発目のブログエントリタイトルが Mount & Blade meets Arma 3 in Upcoming Freeman: Guerrilla Warfare です。M&BとArma 3を足したゲーム、それがFreeman: Guerrilla Warfareであると、やりたいことを明確に言ってその通りに作っているので清々しいです。

戦線を形成して集団戦闘

そうした箱庭システムは同じなのですが、パクリと違うと思わされるのはやはりメインのアクションが現代FPSになっているという点です。元々のM&Bは中世騎士が活躍する時代を舞台にしていて、そのタイトル通りMount(騎乗)してBlade(斬る)ゲームでした。

そしてFreemanは銃器で戦闘する殺伐としたゲームとなりました。

M&Bは馬に乗って速度をつけて斬りかかることでダメージにスピードボーナスが加わるというある種物理ゲーなリアルな手応え感覚こそがM&Bの真髄であると思っていたのですが、しかしFreemanをやってみたところこれもまたM&Bなのだと感じました。

FPSというジャンルならそれこそ無限にありますが、Armaのようなリアル路線のタクティカルシューターとして作っているのが特徴です。つまり、野戦はスコープで覗いても豆粒のような距離感で撃ち合いが行われます。車両やエリア制限もまだ無いので、PUBGのように近距離の遭遇戦が行われることもほとんど無いです。

すなわちロングレンジで睨み合った集団戦闘が展開されます。こうした戦線を形成して集団戦闘(それを指揮しながら自らアクションもする)というところこそがM&Bの真髄だったのではないかと思います。

タクティカルな分隊指揮。現状では主観での指揮は出来ないのでマップ画面ばかり見ることになりがちだが、慣れればそれなりに
インベントリやスキルシステムもM&Bそのもの。それだけに直感的に分かるぞ!!!
村で雇ったならず者も、戦闘経験を重ねて上位兵にクラスチェンジしていくとやがて頼もしい仲間となっていく。これが楽しい

意欲的なアップデート

アーリーアクセスって未完成のゲームを遊ぶから製品として満足な体験が得られないというのもあるんですが、しかしその一方でどんどん新機能が追加されていくワクワク感があります。

Freemanはそのへんけっこうやる気が感じられます。やはりM&BとArmaを合わせた最高のゲーム体験を作ろうという意志が、今のところ開発者とプレイヤー共に完全に合致しているのではないでしょうか。フィードバックについてはSteamの掲示板もありますが、もっとモダンにDiscordのチャンネルもあるのでより迅速で的確な開発サイクルが回っていくのではないかと思います。

でも自分としてはこれから先のロードマップについて、必ずしも実装されなくてもいいという気はしています。ワクワク感を抱いたまま、結局果たせなくてもいいんです。やっぱりあーだこーだと理想を考えてる時期こそが一番楽しいのでは無いかなあと。

実況なしの何の工夫もないただのプレイ録画

一応プレイ動画も載せときます。最近よくYouTube見てますが、なんていうか実況向きなゲームからは程遠い、やってる方は楽しいが、見てる方は面白くない感じを地で行ってると思います…。(でも面白いよ!)

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