Tesla 新型 Model 3 購入録 — ポチり編

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14 min readNov 20, 2023
ポチった構成の外観(ウルトラレッド・白内装・標準18インチホイールのModel 3 2024)

2021年末に以下のような記事を書いてから2年、相変わらずテスラ情報(株および車)を追い続けてきましたが、ついにテスラ車をポチりました( ´・‿・`)

その記事ではModel Yが欲しいと書いてましたがYに対してそこまで強い拘りがあったわけでもなく、またその大きさゆえに自宅および出先の駐車場に不安もあったのもあり、ちょうど良いタイミングで新型Model 3(2024年版)が発表されたので、結局3にしました。

現状では Y じゃなくて 3 の方が合理的かもと思い直すメモ・Xポストをした後、Xのタイムラインを見たらちょうど公式サイトが新型Model 3更新をし出してたという絶妙なタイミングでした。

こうやって先に検討を済ませてたおかげもあり、その1時間後くらいにはポチってました( ´・‿・`)
唯一の誤算は、元々の噂ではコストカットで値下げされるだろうと言われていたことに反して、30万円くらい値上げされて、Model Yとほぼ同じ価格になってしまったことです。ただ、元々予想されていた改良と値下げが本当に両立できるのか懐疑的に思っていたので、一応許容範囲かなとは思いました。

また、以下のように改良点が多くて、少し値上がりするのは仕方ないですね。

  • 後部ドアの二重ガラス化・ボンネット形状変更・タイヤ改良などにより、静粛性向上
  • サスペンション改善による乗り心地向上
  • アンビエントライト搭載
  • リアシートのディスプレイ(8インチ)
  • フロントディスプレイが狭縁になって画面も少しだけ大きく(15.0 → 15.4インチ)
  • スピーカー数増による音質向上
  • 空気抵抗減により航続距離向上
  • 全体的に質感・高級感向上
  • FSD ハードウェア4搭載(現状では特にカメラ画質が良くて、FSD機能解禁されるとさらに性能差が出てくるはず)
  • アクティブフード搭載(歩行者などと衝突した際、ボンネット後部が80mm持ち上がってクッション性を高めて負傷を和らげる)
  • ブラインドスポットインジケーター搭載
ブラインドスポットインジケーター

コストカット要素としては、以下くらいです。

ウインカー・シフトチェンジ・ワイパー操作のレバーがなくなり、ハンドル上のボタンになった
賛否両論あるようですが、個人的にはスッキリしていて好みです。余裕持って運転すれば、ハンドルが回転した押しにくい状態でウインカーボタン操作せざるを得ないことはあまりない気がしますし。
シフトチェンジも画面端の操作になりましたが、駐車の時に触るくらいなので大丈夫な気がします。

RWD以外のモデルに付いていたフロントのフォグランプが無くなった
あまり車自体は詳しくなかったこともあり、意識してなくて、非搭載モデルを乗った時も不便感じなかったので特に気にならず、また新型Model 3では新しくなったヘッドライトに内蔵されているという話もあります。フォグランプとして最適な配置ではないので単体のものに比べて劣るとは思いますが、悪天候時に乗ることは少ないと思うので、多少性能劣っても許容範囲かなと思いました。

また、改善が無くて残念だった点としては、バッテリー・車体フレーム周りが変わらなかったことが挙げられます。なので、表面的な改善だけにとどまったといえばそうですが、とはいえ特に静粛性・乗り心地向上は普段乗る上での恩恵がかなり大きな部分かと思います。

また、公開当初はフロントバンパーにカメラが設置されているような様子が見受けられましたが、数日後にカメラ部分が削除されてました。最新テスラ車の場合、周辺状況の把握をTesla Visionといってカメラのみ(超音波センサー・レーザー・LiDARなど無し)に頼る方式になっていて、フロントバンパーのカメラがあるとその視野的に手動運転補助および自動運転にも有益そうだったので、後から引き下げられてしまって残念です。2024年の途中などにそれが搭載されるプチ改善版などが発売される可能性も充分あるだろうと思いますが、そういうのを待ってたらずっと買えないので今回は無しで許容することにしました👌

なぜこのタイミングでポチったのか

個人的な事情がメインなので読み飛ばした方が良いかもしれません( ´・‿・`)

以下の記事を書いたタイミングでは、マンション駐車場にModel 3のサイズでも幅オーバーで非対応だと勘違いしてましたが、実は普通に停められると2023年6月に判明しました。

ただ、個人的に今すぐ買うのに適したタイミングではない気がして、次の新モデル・大きな改良・大幅値下げ直後が良いなと思いました。

当時、フリーモント工場から出荷されるModel YがFSDハードウェアバージョンがv3からv4にバージョンアップされたタイミングで、Model Yの場合は上海工場からの出荷も4に切り替わった後が良いなと思いました。

また、新型Model 3リリースがプロジェクトハイランドというコードネームで進行中というとても確度の高そうな情報もあり、3ならこちらにしようかなと思っていました(こちらの場合も同様にFSD HW4搭載希望)。

結果的に9月1日に新型Model 3が発表され、日本も他の国からほとんど遅れずに2023年12月〜2024年3月納車予定とのことでこちらにしました。色々調べたところHW4搭載ということも分かって安心しました👌 上海工場生産のModel Yは未だにHW3のようで、もしかしたら来年の新型(プロジェクト・ジュニパー)までそのままかもしれません🤔

ポチった構成

金額は見えないふりして、本当に自分が欲しい構成は何かという基準で決めました。

RWD or AWD?

AWDの方(デュアルモーター・ロングレンジ)を選びました。

自宅充電できるのが理想ですが、残念ながらそうではなく家から10分くらいの普段からよく行く施設のスーパーチャージャー、および経路充電・目的地充電生活となります。

なので、充電頻度を減らせるように航続距離は長いに越したことが無いかなと思いました。

RWDだと、自宅充電で普段から100%運用でもあまり問題ないようなので、それだとRWDでも充分かもしれません。僕は普段の充電はAWDで80–90%くらいにするかなというイメージです(もちろん状況に応じてそれに満たずに出発することもたまに100%にすることもあると思います)。

例えば90%から10%までだと、実走行距離で400kmくらいは走れて僕の感覚ではかなり余裕あります(ここで挙げた400kmという数値はざっくり目安程度で、過酷な条件ならばそれに満たなかったり、空調無しでまったり運転すればもっと伸びるはずです)。

他に大きな差としてはスピーカー数があります。

  • RWD: 9スピーカー
  • AWD: 17スピーカー

RWDでも充分そうで、僕も聴き分けられない程度な気がしつつも、多いに越したことはないですね。

色はけっこう迷いつつも、事前の検討時はパールホワイトにしようかなと思っていました。最も多数派の選択で白のテスラ車が多いのが微妙な点ではありますが、単純に色としてきれい(「パール」っぽいラメなどの効果?)でバランス良いと思います。標準色のため追加料金がかからないのも良い点です(標準色が変わってパールホワイトが追加料金かかるように変わったら悩ましいなと思っていました)。

パールホワイト

一方、新型Model 3では、新色のステルスグレー・ウルトラレッド(Model S/Xに提供済み)が提供されました。元々、赤も良いなと思ってた中、ウルトラレッドの紹介画像などがかなりかっこ良くて、少し迷った末にウルトラレッドに決めました。

ウルトラレッドの実物については先にModel S、その後3がストアに並んだらそれも見ましたが、やはり良い色で気に入りました。

ホイール

ホイールは、18・19インチから選べますが、正直どちらでも良かったです。その前提で、以下の比較をすると個人的には18インチ一択でした。

  • 価格: 標準の18インチの方が安い
  • 電費・航続距離: 標準の18インチの方が8%くらい良い
  • 乗り心地: 一般的には大径の方が硬めで音も大きくなる一方、操縦安定性が上がるらしい
  • 見た目: 一般的には大径の方がかっこいい?
  • 色: 18インチは黒のエアロホイール、19インチはシルバー

19インチを選ぶ場合、どういう理由からそうするのか、実際走った時の比較レビューなどは気になります👀

内装

標準は黒内装ですが、追加料金で白内装を選べます。個人的には白がキレイで憧れだったので迷うことなく白でした。テスラ車には10回くらい乗ったことありますが、たまたまこれまでずっと黒内装にしか乗れず焦らされていることもあり、白内装楽しみです。

気になる汚れは大抵簡単に水拭きすれば取れるようで、かつ黒の方が目立つ汚れもあるので、白が特に不利でもないと思っています。また、車内が高温になりがちな夏は、白内装の方が多少マシという優位点もあるかもしれません。

FSD

テスラ車は、標準でオートパイロット機能が付いています。制限速度・前方の車に合わせてアクセル・ブレーキ、道なりに自動的にハンドルを切ってくれます。

多くの道路で有効にできますが、基本的には自動車専用道路用で、どこで使うにしろドライバーの監視は必須かつ事故時の責任も負うので、誤動作したらすぐ介入する必要があります。借りて何百kmも使ってた経験的には、首都高の急なカーブなどにはあまり向いてなかった(最近改善したらしい)程度で、ほとんどの場合で全く問題なく使えて手動運転より遥かに楽かつ安心できました。ただ、これは最近の先進的な車の中で特別優れたものというほどでもなく、日産のProPILOT 2.0搭載車に試乗した感想としても同程度かそちらの方が勝る点もありました。

一方、より先進的なFSD(フルセルフドライビング)および、それとオートパイロットの中間のエンハンストオートパイロットを選ぶ場合は追加料金がかかります。

ただ、FSDはまだベータ機能で(アメリカでは近々v12リリースとともに脱ベータするかもしれないという動きあり)、かつアメリカ・カナダ以外の国では未リリースなので購入しても実際にはエンハンストオートパイロットのごく一部の機能(オートレーンチェンジなど)しか使えない状態です。それならば、FSD(フルセルフドライビング)オプションを買う意味は全く無さそうに見えますが、今は割安価格での販売でだんだん値上げしていくかもしれないとのことです。実際、アメリカでは$5,000(2019/04)から$15,000(2022/09)と3倍の大きな値上げがじわじわされてきた実績があります(最近は逆に値下げがあり$12,000)。ピーク時には日本円で約225万円でした。

FSDオプションはいつでも後から買えるようなので、とりあえず無しにしつつ値上げ予告されたらすぐポチるのが合理的なように思えますが、予告無しに即値上げされたらそうもいかず悩ましいところです。なので将来的に対応されたらFSDオプション欲しいと思っている場合、タイミングはかなり迷うところです。売却時の査定にはFSDオプションが付いていることが影響はしつつも、購入価格にはかなり及ばないようで、それまでに日本でのFSDリリースがされないと結果的にかなり無駄な出費に終わることになります。

僕の場合は中間のエンハンストオートパイロットにしようかなと予定してましたが、このオプション抜きにしてもなかなか高額な車両代でFSDにしちゃってももはや大差なく思えてきて、突然の即値上げに怯えるストレス回避のためにもFSDにしてしまいました。客観的には標準のオートパイロットのままか、付けるとしてもエンハンストオートパイロットが無難だと思いますが、僕はFSDの早期リリースを祈ってます🥺

FSDのマニュアルは日本語版もあります:
[2023年12月13日追記] この記事を書いた時点ではありましたが日本語版は一旦削除されてしまいました

日本でのFSDベータリリース時期の予測は難しいですが、1年以内(2024年中)に来るのも普通にあり得ると思っています。それぞれの地域の交通状況に最適化するように機械学習走らせる必要があって大きなコストかかり(逆に言うとそのコストさえかければあらゆる交通状況に対応可能)、当然テスラ車が売れている国優先になるはずで、残念ながらそこまで売り上げ芳しくない日本は有利な条件ではないですが。ただ、日本でも積極的に設置が進められているスーパーチャージャーと同様、先行投資的な意味合いも含めてFSDも早めにリリースされることを願います。

脱ベータ・レベル4自動運転(特定条件下でドライバーの介入不要)に関しては、イーロン・マスク曰くアメリカでは今年後半に達成できそうとのことで、もちろん期待はしつつも現実的にはもう少し先になる気がしてしまいます。そしてそれが日本でもリリースされるのはさらに数年以上後になりそうです。個人的には今後数年スパンでは日本ではベータ版で充分過ぎるくらいな気持ちで期待して待っています🇯🇵

本当は9月1日にポチった後わりとすぐこの記事書きたかったですが、駐車場確保に難航してすぐ手に入らない可能性も大いにあったので、その目処が付いたタイミングの今書きました( ´・‿・`)

次は、納車までの手続き編で、そのあとは納車編・納車後少し経った感想編、などに続く予定です。

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