『MIDNIGHT』発売
こんな話も書いていた
最近、どうにも昼夜反転生活ですなー。
というか、早く寝ても深夜に目が覚めて、「ぬーん」としたあと、結局また寝落ちみたいな。
そこから昼まで、たまには夕方まで寝てます。
二十日頃はいつも抑鬱が来るので、それかもしれません。
さてさて、新刊情報です。
新刊といっても、旧名義時代に発表したことがある作品ですね。
『MIDNIGHT』という作品です。
当時のタイトルは『蛾』で、サブタイトルに『MIDNIGHT』が入る感じでした。
ので、サブタイトルが昇格して、メインタイトルは破棄された感じですね。
読み返しながら、「こんな姉弟モノ書いたなあ」と懐かしく感じました。
いつもの禁断愛とは、ちょっと趣向が違いますね。
お互いを性虐待に利用しているという、いびつな姉と弟の話です。
この作品、当時いただいた感想で印象に残っているのは、「つぐみにはひたきだと思う」というものです。
私もそこは悩んだところで、ラストのつぐみの選択は唐突だったかなあと感じていて。
でも、今読み返したらそんなに違和感なかったんですよね。
「ラストが納得いかない作品」としてほぼ葬っていたのですが、「いけるかもしれん」と思って公開しました。
『茜さす月』や『樹海の影』みたいな作品がすでにあるので、この姉弟のラストはかえって新鮮な気がする……
別に倫理を選んだわけではないけど、こういう結末の姉弟モノもあっていいのではないかしら。
それに、この姉弟のあいだにあるのはやはり愛ではないので。
愛なら、作者はふたりを甘やかしたかもしれないけど……ふたりの関係はそうではないので。
まあ妥当なラストではないですかねと思っている。
いきなりラストの話ばかりしている。
当時の例の感想のように、ラストが何か違うーって方もいるかもしれないけど、私がこうしたかったからこうなんじゃ!ということで。
新規読者様にも、あの頃からの読者様にも、楽しんでいただけたらさいわいです。
あんまり楽しい話じゃないけどね、はっはっは!!