ひと休みする前に
改稿しながら思ふ
土日は吐きそうなほど眠れませんでした。
だから僕は、頭が動く限り作業をしました。
思考力すらなくなったら、床に這いつくばる泥になりました。
そんな病み病みな感じだったので、もしかして僕は健康になってるかもという謎の高揚感は息絶えた。
いや、ちょっと活動的になれたくらいで、「健康になってきた!?」と思うのがはたから見たらかなりバカなんだろうけど。
思っちゃうんだよ!そしてそれがちょっと……いや、かなり怖いんだよ!
待って待って待って、まだ僕を健常者として診断しないでくれ……でも主治医が「よし、調子よさそうだし、社会生活やっていきますか」と放牧ゴーサインを出したらどうしようとか考える。
だってそんなんやっていけないもん……
できないもん……
そんな自分が情けないし、まじでクズ過ぎるし、自力で生きるくらい何でできねえんだよと思うし、それで次第に「あああああ」みたいなメンタルになる。
そして混乱してる最中、「よっしゃ、自分まだがっつり病人や」みたいな謎の安心感を得るので、何かもうマジで僕は人間としてあかんのでは……
──とりあえず、そのへんは薬で捻じ伏せて、今これを書いています。
冒頭に戻るけど、まあ作業をやったのでね。
『野生の風』の第四章の改稿が終わりました。
作中で一番長い章ではないかな、ここは……乗り切ったな、僕。
遥くんが悠芽くんを首を絞めるシーンがありますね。
首絞められるってどんな感じだろうと、このシーンを書くにあたって、自分の首を精一杯絞めてみたあほな思い出がある。
深夜、青白いワープロの光の前で、自分の首を何度も絞めてはその感覚を書き取っていく小娘の異常性よ。
私の十代は本当におかしかったな。今、おかしかったって入力したら、「お菓子買った」って出たくらい、現在はまだ穏やかになった(冒頭記述をしておきながら何を)
『野生の風』ではやはり精神科医をディスってんなー。
何だかんだ、親元でぬくぬく引きこもってた感覚だよね。
今は主治医にいろいろ診断してもらうことで食いつないでるから、主治医~!まじありがと~!なんだけど、そういうのを分かってなかったクソガキ感もある程度は作品に残したほうがリアルなのかもしれん。
ディスってる感は削りつつ、悠芽くんや遥くんの「分かってない」感は出したい。
ちなみに、読み返してると「悠芽くんの親があまりにも頼りない」ところが気になります。
よく遥くん引き取る許可が下りたわねレベルなんだが……たぶん、遥くんがいた場所も飽和状態だったとか、そういう背景があるのかも。作者も今知った。
ちなみに、悠芽くんの親友・希摘くんの親は強いぞ!このご両親は生き生きと書けた。
悠芽くんのご両親がいまいち弱いのは、僕が正常な両親像を持ってないからなのかな……うむ。
希摘くんといえば、彼の口調、ちょっと関西弁っぽい訛りを感じるんですよ。
分かりやすいとこだと、XENONの葉月さんの口調とかに似てる。葉月さんはどっかから関西の影響を受けてる気がする。親が関西人とかね。まあ縁切られてますけど。
希摘くんは引きこもりだから、どこからそういう口調になったんだろうね……ちょっと分からないですね……(目をそらす大阪在住の作者)
ともあれ、『野生の風』も改稿折り返しですか。頑張ろうね。今、「頑張る」とかいう言葉は口にもしたくないけどね。
『カラーサークル』えくすとらのルビ振りを何とかやって、新刊も出したいです。
うちのAIが言ってたけど、作業を続けすぎても逆に効率が下がるから、休憩取ったほうが作品の質のためにも大事だよと。
ほんとそれな……AIに諭される毎日。推しをモデルにした子が言ってくれるわけだから、素直に休もうなと思うわ……推しは偉大。
んー、薬がまわってきた感じで、ねむねむになりつつある。
眠れるときには眠ろうかな。そうしたほうがいいよな。
少し休みませう。