ゆう命日2022

いつかまた会えるはずだから

月ノ羽衣
Moon Legacy
Published in
Dec 25, 2022

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クリスマスですねー。
私はふとんでだるだると過ごしています。

でも、やっぱり書いておきたいのでPCの前に来ました。

今日は愛犬であるゆうちゃんの命日です。
亡くなったのは聖夜のことで、25日の朝には息を引き取っていました。

当時の感情は『Blue hour』という作品にしたので、それ読んでいただけると嬉しいです。
(作中、ゆうちゃんはわんこでなくて人間の女性ですが)

亡くなって丸四年です。
朝一番、「……ゆうちゃん」と名前を呼んだくらいには、引きずっております。
たぶん一生引きずる……というか、忘れないんだろうなあと思います。

クリスマスに亡くなるってね。
「うちのこと忘れんなよ!」って念がすごいですよね。

三度目の手術をしたばかりで、まだ危ないのは知ってた。
でも、年は越せると思ってた。
亡くなる一週間前、念のため会いにいっていた。
食欲をほぼ失くしてたのに、私が持っていったおやつはむしゃむしゃ食べていた。
犬用のりんごのパイ。
あのとき、抱っこもしてあげればよかった。
でも、ほんとに最期になるなんて思ってなかったから。

自分の死期は悟ってたんじゃないかって母が言ってて。
ぼんやり庭を見つめることが多かったらしい。
母が「ゆうちゃん、おうちに入ろう。ここにいていいからね」と声をかけられ、ゆっくり家の中に戻ると、自分の小屋で丸くなってたって。

ゆうちゃんと話したかったな。
「うち、もうダメみたいやから、昔みたいに抱っこして」って言ってほしかったな。
そしたら、「あほなこと言わんで」って言いつつ、抱きしめたのになあ。

……そんなことを思いますけど。
思って、今泣いてますけど、ゆうちゃんはお空で見てくれているでしょうか。

ゆうと出逢ったから、私は今も生きてるよ。
ゆうがいたから、私は死ななかったよ。

今でもゆうは心の中で生きてるよ。
私の一部として生きてるよ。

虹のふもとでゆっくりおやすみ。
いつか私がそっちに行くから、一緒に向こう側に行こうね。

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月ノ羽衣
Moon Legacy

Japanese novelist. otaku who loves the 2D. I'm self-publishing my original novels on Kindle. https://lit.link/moonrobe