日本の職場のメインストリーム協会では、ミスタードーナツで有名なダスキンが運営している基金で愛の輪という法人の事業で、たくさんのアジアの障害者の研修生を受け入れてきました。それが基になって現在6カ国の自立生活センターの支援も行っています。

ダスキンのこの事業は、古くは80年代から実施されていて、最初は日本の障害者をアメリカなど福祉の先進的な国に送って勉強してもらうことから始まっています。ぼくらの身近でもこの基金を使ってアメリカの自立生活センターの勉強に行った人がいます。

この事業は現在もつづいており、研修先はやはりアメリカやカナダ、イギリスなど英語圏が多いのですが、最近は多様化しているようで、それ以外の国を選んで応募する人もいます。大下歩さんというのがその一人でなんとコスタリカに来て1年間勉強するということです。じつは、彼女のことは大学の先輩である石田由香里さんから、ちょうど一年ほど前に中西正司さんのお宅でコスタリカの報告をした時に聞いていて、いつ頃からか大下さん本人から連絡をいただいてこちらの情報などを伝えながら準備をお手伝いしてきました。

大下さんは、視覚障害者なんですが、去年こちらの自然保護の団体に短期でボランティアに来たことがあって、その時にこの国がとても気に入ってくれたようで、今回本格的に1年滞在して勉強する計画を提出してこちらに来ることになりました。だた、思っていたように希望していた受け入れ先が見つからず、苦労の末、最終的にモルフォが受け入れ先になりビザを出してもらって、今月1日コスタリカにやって来ました。

モルフォのあるペレスに着いたのは翌2日、数日モルフォの自立体験室に滞在した後、数ヶ月前まで病院でJICAのボランティアをしていたなおちゃんがいたホームステイ先に移っていきました。スペイン語がまだちゃんと聞き取れたりできないので、その翌週からはセントロにあるスペイン語学校に午前通って午後はモルフォで過ごすという毎日を送っています。こうした送り迎えはモルフォの介助者が行って手伝うことになっています。ちゃんとシフトをもらって、いつもと違う予定が入ったら時間の変更をしてもらったり、モルフォの利用者が一人増えたような感じもします。

大下さんは来年年が開けるとすぐに国連開発計画のコスタリカ事務所でのインターンが決まったので、もうすぐペレスからサンホセに移るのですが、このインターンは半年間なのでまた終わったらこちらに戻って来てほしいですね。上に載せた写真は、着いて1週間ほどしてモルフォと隣の家の間のフェンスの草木が生い茂っているところにナマケモノが登場。自然大好きでコスタリカに来た歩ちゃん大興奮でした。

モルフォとはつき合いの長いオットーが来て交流。歩ちゃんの点字を操るハイテクな機械を二人で試しています。