市議会は市民ホールの部隊を使って開かれます

このモルフォプロジェクトは、この4月より新たな5年間の第2フェーズに入っています。

このフェーズを始めるにあたって、新たに計画を作りJICAに新たに提案書を提出して採択をもらっているのですが、第1フェーズの目標が、「自立生活センターを作り運営できるようになる」だったとすると、第2フェーズは「その自立生活センターを使って何をするか?」が目標となりました。

この目標に沿って様々なことが計画されていますが、その一番中心となるのが、ペレスセレドン内のいくつかの政府機関や民間団体と協力してネットワークを作り、そこが中心となって市内の障害者の支援を進めていくということです。これは、日本の経験を振り返ったとき、自立生活センターができ、自立法という介助派遣の法律もできたなら、次は行政と対立するのではなく、対話をしながらともにいい施策を考えていく方向にいくだろうと思い計画したものでした。

さらにこうして、モルフォが市内のネットワークの一部となってプレゼンスを高めていけばいくほど、モルフォの自立発展していくのに利していくだろうという狙いもありました。

こうした考えは、第1フェーズの終わりが見えてきた頃から、ウェンディなどには何度も話して来て、それがどれだけ考慮されたかはわかりませんが、まさにプロジェクトで計画したようなことが実現しつつあります。

これは、Cantón Accesibleというプロジェクトで、2017年か22年までまるまるこのモルフォプロジェクトと同じ期間で計画されているものです。Conapdis、保健省、交通局、国立インクルーシブ教育リソースセンター、市民擁護局、それにペレスセレドンの就労を促進する障害者団体とモルフォが参加しています。コスタリカでは、1996年に7600号法という障害者のための機会均等法が制定されており、この法律を武器にして様々な障害者社会参加のための改善がなされてきましたが、このプロジェクトも基本的にはこの路線を継続しています。

今回目新しいのは、これらの団体が集まって協議しプロジェトとしてまとめ、さらにそれを市議会に提出し市を巻き込んで推進したいと考えていることです。ペレスセレドンでは、10年前からJICAの障害者社会参加のためのプロジェクトが入り、現在まで継続して活動をつづけてきたおかげで他市に比べ抜きん出てバリアフリーや障害者の社会参加が進んでいます。しかしながら、それに比べ町の施策の中心にある市役所には、障害者を担当する部署がなかったり、あまり積極的に障害者の問題を解決する姿勢が見えなかったりしました。今回このプロジェクトをきっかけに、それを改善していこうとしています。町の舗道のバリアフリー一つとっても市の予算の執行なしに改善することはなく、以前からこれはこのペレスセレドンでは必須であると考えてきました。

このプロジェクトは今年に入り上にあげた団体の人が集まって協議をつづけてき、ようやくまとまって先週の市議会でウェンディとスサーナが一部時間をもらいプレゼンテーションを行いました。多分に社交辞令的なものが多いとは思いますが、市議のコメントも好意的でした。さらに今朝このグループの会議がありそこに新たに長年市役所で働いているディクサーナさんも招かれていました。

モルフォが障害者の当事者団体としてこうしたネットワークの一角できっちし仕事ができていることも確認でき、またネットワークで働きかけを行うからこそ、市を巻き込むというこれまでなかなかハードルが高くむつかしかった作業に見通しがつき出したなど、プロジェクトが開始したばかりにしては、幸先のいい出だしになっています。しっかりここをベースにして積み重ねていきたいと思ってます。

左からConapdis パウラ、保健省エリカさん、Cenarecのオットーさん、市役所ディクサーナさん、ウェンディ、
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