STEP 4–1: プロジェクト全体の調整-依存関係調整

STEP4–1 : 依存関係調整

前回、リソースを割り当てて、負荷の調整をしました。続いて最後の段階として、プロジェクト全体の調整を行います。

この時点では、タスクの見積もりとタスクの依存関係、そしてリソースの割り当てを元にスケジュール計算をした結果、プロジェクト終了日が計算によって判明しました。

多くの場合、プロジェクトには期限が存在します。現時点でわかったプロジェクト終了日が、もともと想定していた期限に間に合うかどうかを確認する必要があります。

Microsoft Projectには、この目的にピッタリの機能があります。一般的にはWBSにプロジェクトの完了を表すマイルストーンを定義します。そのマイルストーンに期限を設定します。

下の「夕食を作る」プロジェクトを例にして設定してみます。

プロジェクトの完了を表すマイルストーンの行をダブルクリックします。[タスク情報]ダイアログボックスが表示されるので、[詳細]タブをクリックします。

[期限]にプロジェクトの期限の日付および時間を入力し、[OK]をクリックします。期限を設定すると、ガントチャートの期限の日付の場所に下向き矢印のアイコンが表示されます。

またこの例では、期限を設定した結果、[状況説明マーク]列に[!]マークが表示されました。このマークにマウスカーソルを重ねると警告メッセージが表示され、タスクが期限を超過していることが分かります。

この例では、夕食を食べる時間として期限を19時に設定しましたが、現状は20時を過ぎていることがわかります。そのため、19時に間に合わせるためになんらかの調整をする必要があります。

調整の方法として、「依存関係の調整」と「タスク見積りの調整」の二つがあります。

まずは依存関係で調整してみましょう。

現在は「調理完了」の終了してから「食器を出す」が開始になっています。「食器を出す」の期間は5分ですので、「調理完了」の5分前に開始していても問題はありません。そこで、依存関係の時間差という機能を使用して、先行タスクの完了する5分前に後続タスクが開始できるように設定してみましょう。「調理完了」と「食器を出す」を結んでいる矢印をダブルクリックします。

[タスクの依存関係]ダイアログボックスが表示されます。

[間隔]に「-5分」と入力し、[OK]をクリックします。この時間差はリードタイムと呼ばれます。

これでプロジェクトの終了日が5分短縮されました。まだ1時間15分ほど超過しているので、さらに別の場所でも短縮を試みましょう。

「献立の候補を列挙」を始めたら、同時に「レシピの調査」も始められるかもしれません。そこで依存関係を変更してみます。「献立の候補の列挙」を開始して5分経過したら「レシピの調査」を開始できるようにします。

これで25分短縮できましたが、まだ期限を50分超過しています。

次回、タスクの見積もりそのものを見直す、さらにリソースを追加することでタスクの期間を短縮する方法を紹介します。