みんな大好き!ボケの話しです。
検証!レンズBokehテスト動画
GH5Sを使い、ほぼ同じ条件で同じパターンのテスト動画が撮り溜まって来ました。ここにまとめてみます。
撮影に使用したカメラはパナソニックのGH5Sです。
4K等倍の1000万画素センサーです。
少ない画素のセンサーは、ドットピッチが大きいため、オールドレンズでもストレスなく撮影出来ます。そんな事もあり、手持ちのレンズでボケ具合のテストを動画に撮りました。撮影様式も固まってきてワンパターンの動画ですが、まとまった形で公開します。
F2.0の絞りで、遠景からピントを送り、1メートルくらいの近接に置いてあるクラッシックカメラにピントを合わせてます。
そこから、開放からF16まで各絞りのボケを見ます。被写体のカメラに対して窓の外の遠景は、カメラの露出計で2/3程オーバーになってます。ISO800で4K30p。バリアブルNDを使って露出を調整しています。ピクチャースタイルはスタンダードです。後半は、L.モノクロームモードで撮影しています。モノクロでのボケの滑らかさやコントラストを見て下さい。
逆光気味でやわらかさを作り、木の葉の反射で玉ボケを期待しています。
同じカメラでほぼ同じ条件での撮影ですが、自然光なので全くの同条件ではありません。
↑写真はFL50mmF1.4 開放 4K動画からの切り出しです。
見どころは、
開放付近でのBokeh具合や被写体のピントの柔らかさ。
F2.0でのピント送りで、Bokehの変化。
F16でまた遠景にピントを送ります。
絞った時のフォーカスの様子。
途中から、絞りの形状も撮影するようにしました。
試してみると、ダメと思っていたレンズが案外良かったり、その逆もまた然りです。
1.オールドレンズ、Bokehレンズの代表格、ヘリオス44–2 58mmF2.0のボケです。
2.ヘリオスと同じくロシアレンズです。Jupiter-3 50mm F1.5のボケです。
3. キャノン50mmf1.4 Lマウントです。
ジュピター3とキャノン50mmf1.4は同じようなスッペックです。
比べると絞りの形が違うのが分かります。ジュピター3の方が綺麗な円形絞りですね。
これには理由があります。絞りの指標を等間隔にするかどうかで、この様に絞りの形が違いがあります。
4.ライカMマウントのズミクロン50です。50mmF2
5.アリマウントのシネレンズ、シュナイダー・クセノン50mm F2です。
映画用のアリ・スタンダードマウントのシネ・クセノンです。
4番のズミクロンと同格なレンズです。どちらのレンズも癖がなくシャープな描写です。
6.ミノルタ MDロッコール 50mm F1.4
7.オリンパス OM 50mm F1.4
8.コニカ AR 50mm F1.7
9.ニコン オートニッコール 58mm F1.4
10.キャノン FL50mmf1.4
11.キャノンFD50mm F1.4
12. シネレンズ クック スピードパンクロ 40mm F2.0
このレンズは、イギリス製のシネマ用レンズです。アリフレックスのアリスタンダードマウントです。35ミリ映画用です。
Cooke Speed Panchro 40mm F2.0。
オーバホールから上がってきたばかりの物を借りてきました。40mmとレアな焦点距離です。写りも素晴らしいです。
13.ニコン AIニッコール 28mmF2.0
14.アリ35のシネレンズ、 アンジェニュー 24mm F2.2
フランス製のシネレンズ、 Arriflex35 Angenieux 24mm f2.2です。
このレンズもアリスタンダードマウントです。
35ミリ映画用です。スーパー35というフォーマットを持つレンズです。
スチルのフォーマットの呼び方ではAPS-Cサイズとなります。
15.キルフィット マクロ・キラー 90mm f2.8
マイクロ・フォーサーズの標準レンズ 25mm
コーワ プロミナー 25mm F1.8
こちらは撮影した機種はGH5SではなくGH5です。
中華レンズ Chinar 25mmf1.8
動画はすべて4Kです。モニターが対応する方は是非4Kで見て下さい。
そう大層なクセ玉も持っていないので、概ねみんな一緒に見えるかもしれません。絞ればみんな一緒です。微妙な違いがどうなのか、何処まで絞るとどうなのか、研究の材料にはなると思います。
撮影は同じ事の繰り返しなので飽きてしまいましたが、編集は同じパターンの繰り返しの中で色々試したり勉強になる事がありました。もう少し続けてみたいです。
他の焦点距離も見てみたいので、
何件か追記しましたが、もう少し続けてみます。