出勤前のスナップ写真・関内ホルモン
SIGMA sd Quattro改 OM-24㎜ f2.8で撮ってみた
通勤中に撮った写真です。
当店は、11時オープンなので遅めな出勤です。通勤途中は、夜の街を横断するので閑散とした街並みが撮影できます。
僕の出勤手段は4種類あります。
オートバイ
車
バス
電車
一番早いのがオートバイですが、当然ながら冬は寒いです。
車は、雨の日や買い物がある日、荷物を運ぶ時に乗っていきます。
バスだと家を出たら直ぐに乗れますが、大変混んでいます。
電車は、いくつかルートがありますが、自宅から最寄り駅まで15分、更に職場まで25分くらい歩くコースを選んでいます。
その25分間は、京急線「日の出町」駅から福富町を抜け関内に、まさにスナップに最適なディープ横浜エリアを歩きます。
僕がスナップを撮るのは関内エリアだけと決め、もう20年もこの土地ばかり撮影しています。一時期、関内に居住した時は、あまりにも日常すぎて撮れなくなった事もありました。今は離れたところに住んでおり、店舗は関内に置いてこうして出勤前や、店から三脚を担いで歩ける範囲で撮影を楽しんでいます。
以前、35㎜のレンズだけに縛って撮影していた事を書きましたが、撮影地も限定していたのです。それは、プロカメラマンの様に沢山写真を撮影出来ないので、ロケハン済みのよく知った土地をじっくり撮影したほうが写真の上達つながるのではないかと考えたからでした。上達具合はさておき、それを未だに実行しています。
以前、とあるグループ写真展にモノクロで撮った関内の街並みの写真をいくつか出展した時のことです。ギャラリーにいらっしゃったお客さんのひとりから、「これ私だったら捨てちゃう、これも私だったら捨てちゃう」と痛快なダメ出しを受けました。その時に、自分が作品だと思っているものが人から見たら放り捨てるもん、放るもんなんだと認識し、それ以来グループ展の出品作には、多少の自虐も交え「関内ホルモン」シリーズと銘打って参加しています。
四季を通して街の光は変わります。昨日はあの辺、今日はあっち、と同じ様な場所で写真を撮り続けていますが、なんとなく撮れる日もあれば、まったく撮れない日もあります。
写真の道も厳しいですね。