日本の美術館が出したアプリたち
日本における、美術館×テクノロジー #musetech な取組みをメモ。まずは定番のアプリから。ただの情報共有にとどまらないものをピックアップ。
近づいたら、詳しく知れる
2015年、東京都現代美術館「ガブリエル・オロスコ展-内なる複数のサイクル」の開催時に、iBeaconを使ったアプリが作られていたそう。
美術館におけるセカンドスクリーンの効果を検証したいという意図もあった
記事:史上初のiBeaconを使った美術鑑賞ガイドアプリ制作秘話
iBeaconで「鑑賞者が特定の作品に近づいた」をセンシングできると、解説する以外にも色々可能性がありますね。
来館がゲームになる
2012年に森美術館がリリースし、17館が参加したアプリ。
記事:美術館を訪れる新たな楽しみを提供、森美術館がアプリ「CountArt」をリリース
来館者としてカウントされると同時にスピードくじの自動抽選が行われ、当選者には、展覧会チケットやカタログが後日郵送でプレゼントされる
2014年に終了してました。リリース当初一生懸命使うことを頑張ったけど、アプリ起動のコストに対してプレゼントを得られる可能性が低くモチベーションがあがらず、継続できなかった記憶があります。
鑑賞後にも楽しめる
2016年3月〜6月開催の「MIYAKE ISSEY展:三宅一生の仕事」に合わせ、500円で配信されたのがMIYAKE ISSEY展 音声ガイドアプリ。
特徴は、自宅でも使用できるというところ。
観覧後は、展示全作品を収めた展覧会カタログ(会場内特設ショップで販売)と合わせてお楽しみいただけます
鑑賞前後まで設計されている点が好きです。カタログ買わなかったけど。
まとめ
美術館や展覧会のアプリ自体はたくさんあり、正直それ本当にリリースする必要ある?と思うものばかり。
でもこの3本みたいに、時間的な前後の設計があったり個々人がインターネットに繋がっていることを活かした挑戦はよいなと思っています。
次はAR的なものをまとめる予定。