#1.卒プロ紹介「ファミリーカメラのおばちゃん」

キムラマサヤ
muzumuzu
Published in
3 min readJan 23, 2020
4年生の卒プロ紹介この度開催されるフィールドワーク展は、加藤研に所属する4年生が進めてきた卒業プロジェクトの成果報告の機会でもあります。フィールドワーク展を前に、4年生が自分の展示についてそれぞれ記事を書きました。ぜひご覧ください!
1.研究内容

小田急線柿生駅前にファミリーカメラというこぢんまりとした個人経営の昔ながらの写真屋があります。その店を切り盛りするのは今年で72歳になる、増井敦子さんという女性で、おばちゃんと呼ばれています。
僕はひょんなことからファミリーカメラに行ったのですが、いつの間にか用もないのに通うようになっていました。そしていつからか、自分の悩みや愚痴をおばちゃんに話すようになっていました。ある日気づいたのですが、僕以外のお客さんの多くも、おばちゃんに悩みや愚痴を話していたのです。そのことを端緒として、おばちゃんになぜ自らのことを語ってしまうのかに興味を持ち調査するようになりました。
調査方法としては、ファミリーカメラ店内でのフィールドワークや、おばちゃんの周りの人へのインタビューをすることにしました。

2.展示内容

インタビューを通じて、おばちゃんの「お客様には気持ちよく帰ってもらいたい」という想いを知ることができました。この想いをコンセプトに展示しようと思っています。
そのためファミリーカメラ店内の再現をしたブースを作成することにしました。そして最終制作物として『ファミリーカメラ』という本をつくりました。そこには、インタビューした内容がまとまってあります。『ファミリーカメラ』をコミュニケーションのメディアとして、来場者の方にこのプロジェクトの説明をしようと思っています。

3.むずむずした瞬間

大学4年にもなり、同じ研究会のメンバー以外の人、例えば職場の人などに、このプロジェクトを説明する機会が増えてきました。何度も説明しているが、なかなか上手くいかないことも多い。そういったとき僕はむずむずします。
でも考えてみれば、うまく伝える努力を何度もしているので僕は成長しているはずです。もしかしたらむずむずする瞬間は、むずむずと脱皮するイメージで、成長する瞬間なのかもしれません。

4.展示への意気込み

おばちゃんはいませんが、おばちゃんを感じられる展示になるよう、頑張ります!

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